
友達、同僚、親戚……あらゆる人間関係においてお金は切っても切り離せないもの。物価高で家計管理にシビアにならざるを得ない中、これを機に関係性を見直したという人もいるようです。
All About編集部は全国20~70代の200人を対象に「物価高で見直した・手放した人間関係」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、愛知県に住む50歳男性のエピソードを紹介します。
正直に言えないことに多少の後ろめたさも
【回答者プロフィール】
・居住地:愛知県
・年齢:50歳
・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:正社員
・職業:会社員(エンジニア)
・世帯年収:500万円
・貯蓄:100万円
男性が物価高によって見直した人間関係は「職場の同僚や学生時代の友人」だそう。
「以前より会う回数を減らしたのは、職場の同僚や学生時代の友人など、主に飲み会や外食を伴う関係の人たちです。特に、頻繁に集まっていたメンバーとは、1回当たりの出費が大きく、物価上昇の影響を強く感じるようになりました」
男性は、さらにこう続けます。「決定的だったのは、以前と同じ感覚で飲み会に参加した際、会計が想定以上に高くなり、帰宅後に家計を見直して強い負担を感じたことです。無理をして付き合いを続けるよりも、自分の生活を優先すべきだと考え、距離を置く判断をしました。日常的な連絡は続けていますが、対面での交流は意識的に控えています」
相手からの誘いを断るときはどのように伝えているのでしょうか。
「誘いを断るときは、物価高を直接的な理由として伝えることもありますが、多くの場合は『最近忙しい』『予定が立て込んでいる』という別の理由を使っています。相手は特に深く追及せず理解を示してくれることが多いですが、正直に言えないことに多少の後ろめたさも感じています」
人間関係を見直した後、自身の生活や心境に変化があったようです。
「人間関係を見直したことで無理な出費が減り、家計に余裕が生まれ、付き合いに対するストレスも軽減されて、本当に大切な人との時間をより大事にできるようになったと感じています」
「時間や気持ちのバランスを考えながら人間関係を」
そんな中、男性には、この人だけには「いくらかかっても会いに行く」「絶対にお金を惜しまない」と決めている相手がいると言います。それは「家族や親友」です。
「日頃から支え合っている家族や、長年の信頼関係がある友人は、自分にとってかけがえのない存在。家族や親友との関係は、単なる娯楽ではなく精神的な支えであり、自分の生活の基盤となるからです。困ったときに助け合える関係性は何にも代えがたく、多少の出費があっても、維持する価値があると感じています」
最後に、今後も物価や社会情勢の変化も予想される中、人間関係で大切にしていきたいことを聞きました。
「今後は、金銭的な負担だけでなく、時間や気持ちのバランスを考えながら人間関係を築いていきたいと考えています。無理をして広く付き合うのではなく、本当に信頼できる人との関係を丁寧に維持することを大切にしていきたいです」
<調査概要>
物価高で見直した・手放した人間関係に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月9~10日
調査対象:全国20~70代の200人(男性:63人、女性:137人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事で紹介している人物のプロフィールなどは、編集部で一部改変している場合があります。






