
友達、同僚、親戚……あらゆる人間関係においてお金は切っても切り離せないもの。物価高で家計管理にシビアにならざるを得ない中、これを機に関係性を見直したという人もいるようです。
All About編集部は全国20~70代の200人を対象に「物価高で見直した・手放した人間関係」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、福岡県に住む34歳男性のエピソードを紹介します。
今後は必要な付き合いだけに絞ろう…
【回答者プロフィール】
・居住地:福岡県
・年齢:34歳
・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:正社員
・職業:営業職
・世帯年収:550万円
・貯蓄:約300万円
男性が物価高によって見直した人間関係は「同僚」だそう。
「頻繁に飲み会や外食に誘ってくる職場の同僚との関係を見直すようになりました。付き合い自体は悪くないものの、出費がかさみ、負担に感じる場面が増えていました。ある月に立て続けに飲み会の誘いがあり、出費が予想以上に増えたことがきっかけでした」
男性は、「家計を見直したところ、交際費の割合が高くなっていることに気付きました。また、参加しても特別な価値を感じられない場面も多く、深い関係性というよりは惰性で続いている印象もあり、見直す必要性を感じました。今後は必要な付き合いだけに絞ろうと決めました」といいます。
相手からの誘いを断るときはどのように伝えているのでしょうか。
「誘いを断るときは、物価高を理由にすることもありますが、多くの場合は仕事や家庭の都合を理由にしています。相手も無理に誘うことはなく、理解を示してくれることが多い印象です。自分としても正直に伝えることに抵抗はありますが、関係を悪化させないよう配慮しています。無理をしない判断ができたことで気持ちも楽になりました」
人間関係を見直した後、自身の生活や心境に変化があったようです。
「人間関係を見直したことで無駄な出費が減り、精神的な負担も軽くなりました。また、本当に大切な人との時間を優先できるようになり、生活の満足度が高まったと感じています。自分にとって必要な関係を見極めることの重要性を実感しました」
子どもの成長を間近で感じられる時間は貴重
そんな中、男性には、この人だけには「いくらかかっても会いに行く」「絶対にお金を惜しまない」と決めている相手がいるといいます。それは「家族、特に配偶者と子ども」です。
「家族は日常生活の中で最も長く関わる存在であり、信頼関係も深いものがあり、どんな状況でも優先したいと考えています。日々の生活を支え合っている存在で、精神的な支えにもなっています。そのため、多少の出費があっても一緒に過ごす時間を大切にしたいと考えています」
男性は、さらにこう続けます。「子どもの成長を間近で感じられる時間は貴重であり、後悔のないようにしたいという思いもあります。家族との時間が心の安定につながっていて、とても大切な思い出になると感じています。限られた時間とお金を有意義に使うためにも、家族との関係は最優先にしています」
最後に、今後も物価高が予想される中、人間関係で大切にしていきたいことを聞きました。
「今後は互いに無理をせず、心地よく関われる関係を大切にしていきたいと考えています。また、金銭面だけでなく時間や価値観を共有できる相手とのつながりを重視したいです。長く続く関係を築けることを意識していきたいと思っています」
<調査概要>
物価高で見直した・手放した人間関係に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月9~10日
調査対象:全国20~70代の200人(男性:63人、女性:137人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事で紹介している人物のプロフィールなどは、編集部で一部改変している場合があります。






