信州の日帰り温泉新着情報 2002　森林浴の出来る大芝の湯ほか [長野の観光・旅行] All About

平成14年日帰り温泉新着情報

中央アルプス山麓にある南箕輪村大芝高原に、建設を進めていた公共温泉施設「ふれあい交流センター　大芝の湯」が、５月１日にオープンしたと聞いて、７月の帰省の折訪ねてみた。

中央道伊那インターから北へ5分、大型農免道路を南箕輪町にはいると右手に松林で囲まれた大芝高原がある。今度出来た大芝の湯は、高原に入口近くの赤松林の中に建てられた平屋建ての建物であった。

中にはいると木の香も漂う新しさとした広いスペース。窓越しに赤松林も見える休憩室、森林浴が出来るように、デッキと椅子が用意され、ゆったりとくつろげるように設計されていた。

森林浴は、森林の放出するフィトンチッドの殺菌効果や緑による精神的な解放効果があるという。単純泉浴による鎮静効果とあわせトリプル効果があるというわけだ。

温泉施設は三つ、まつの湯・ひのきの湯・やすらぎの湯の三つがあり、前二施設は、一週間交代で男女利用が入れ替わる。やすらぎの湯は家族用で、体の不自由な人の利用を優先し予約制だそうだ。

訪れた日は、まつの湯が男性用だった。ここの施設は、通常この手の公共の湯と同じく、室内大浴場、露天風呂、サウナなどが備えられているが、特徴は、野外に屋根付きで作られた二つの露天風呂にある。

赤松林に囲まれたこの露天風呂でたっぷりと森林浴を楽しんで貰おうというわけだ。

休憩室の他に、長椅子（デッキチェア）のある部屋が用意されていて、湯上がり後、静かに森を見ながらゆったりとくつろぐ事が出来るようにしてある配慮も心憎い。

訪れた日は、台風７号が接近し、梅雨前線を刺激して雨交じりの天候であったせいか、

月曜日という平日にもかかわらず、休憩室は満員の盛況ぶりであった。村の農家の方が農作業の体を休めに集まり交流を深めるという設立の趣旨を充分果たしているようだ。

この温泉施設のある大芝高原には、宿泊の出来る大芝荘やオートキャンプ場、マレットゴルフ場、プール、テニスコートなどの施設が森の中に点在していて、多目的利用が出来るようになっている。

●名称：ふれあい交流センター大芝の湯（源泉名：大芝高原温泉）
●住所：〒399-4511 長野県上伊那郡南箕輪村2358-5
●電話：0265-76-2614
●泉質：単純泉(弱アルカリ性低張性温泉)：41.6度
●営業：10:00-21:30
●料金：大人 \500 小人 \300

《関連サイト》：
　・超！元気村。南箕輪村｜観光情報
　・森林の不思議フィトンチッド
　・信濃毎日新聞社「信州日帰り湯めぐり」
　・ガイド記事：おすすめの温泉バックナンバー

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