長野の観光・旅行/長野の温泉

温泉郷の外湯巡り5 天下の薬湯「渋温泉」の外湯巡り(2ページ目)

温泉郷の外湯巡り最終回は、「一浴十年」といわれる天下の薬湯「渋温泉」の外湯巡りをお届けします。

執筆者:森 俊二

月見の宿山一や訪問記》:雪の残る01/03/13、リクルート発行「じゃらんガイド信州2001」の「人気の五大温泉で外湯めぐり」の取材を兼ねて初めて訪れました。

一人旅の客を快く引き受けて頂いた宿は「月見の宿山一や」さんでした。宿の荷物を置いて早速外湯巡りに出かけました。全部まわるには、ゆっくりと薬効に浸かるというわけには参りません。浴衣の下はパンツだけ、烏の行水スタイルでまわって参りました。

どの湯も高温で、先客がいないと熱くて入れません。幸い先客がいて、適温に調整された湯に入れ、しばしの会話も楽しめました。結顔湯の大湯は、地面より一段低いところにあるので、一寸分かり難いのですが、湯屋も一番大きく、湯船は、源泉の注ぎ込むのと適温に調整されたのと二つあって、湯気がもうもうとしている中、ここはゆっくり存分に温泉を楽しみました。

名物の信玄釜風呂は、お休みで残念ながら、経験できませんでしたが、翌朝、高薬師堂に上り、薬師如来に参拝めでたく満願を達成できました。達成感と共に体もすっきりし、なんとなく長生きできる薬得を感じたから不思議です。

横湯川と渋温泉風景 高薬師参拝の後は、日の当たる温泉街を散策、安代温泉・沓野温泉近くまで足を延ばし、湯田中渋温泉郷の冬景色を楽しみました。

《おすすめのグルメ》
手打蕎麦うどん玉川:二番湯笹の湯の近くにある。信州の旨いそばやさん情報誌で紹介される著名な店。そばの色は黒いがいける味。そばクリームがユニーク。
・地酒「
縁起」:地元の蔵元(株)玉村本店の代表銘柄。平成12酒造年全国新酒鑑評会入賞酒。縁喜しぼりたて生酒は、フルーティ。店はアートギャラリーになっていて、お酒の試飲が出来る。

《アクセスガイド》:
・車利用の場合:上信越道信州中野インターを降りそのまま直進、沓野インターを左折し、暫く下り、横湯川の橋を渡る。
・鉄道利用の場合:JR北陸新幹線長野駅乗換え長野電鉄湯田中線終点下車。渋・志賀高原行きバス7分。徒歩でも1時間ほど。

・制作:01/10/30・更新:04/04/13
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