伝統のヒロットを進化させたトリートメントに仰天!
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ターンダウンされたトリートメントルーム |
シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツの独自のスパ・ブランド、CHI「氣」スパは、中国とヒマラヤの思想をベースとし、数々の賞を獲得している実力派。ボラカイ島にお目見えするスパ施設は、広さは約6000平方メートルの規模を誇ります。
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クリスタルが置かれたエントランス |
スパではポメロ・カラマンシー(このリゾートのトレードマークの香り)の甘い香りがするおしぼりとレモンウォーターで出迎えを受けます。レセプションにはチベットのクリスタル・マウンテンが鎮座し、宇宙からのパワーを発しているよう。
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早目にチェックインして、プールを利用するのも一案 |
トリートメントルームはシングル5室、カップル3室、グランドヴィラとCHIパビリオン各1棟。どれも独立型で、ジェームズ・ヒルトン作の『失われた地平線』にまつわる名前がつけられています。施術前や後にくつろげるラッププールも置かれています。
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フラワーバスでリラックス |
強力プッシュのメニューは「パリナ・ヒロットPalina Hilot」(1時間30分/Php9200++)。 ヒロットとはフィリピンに伝わる伝統的なメソッドですが、こちらのスパではさらに進化させ、まるで神聖なリチュアルのよう。ユニークなのが、男女ふたりのセラピストによって行われるフォーハンドマッサージであること。これは男性が「陽」で女性が「陰」と、エネルギーのバランスを考えてのことだそう。
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トリートメント後には翡翠の器でお茶を |
トリートメントはまず、“精神の浄化”からスタートします。フットリチュアルの最中、インセンスを手にしたセラピストが室内をゆっくりと回り、ゲストやふたりのセラピストの頭上にも香りを振りまきます。こうすることでネガティブな心を取り除くのだそう。ベッドに横たわると、「レインメーカー」という竹の筒に小さな貝や砂をつめた楽器(?)のようなものを頭上で鳴らします。夏の雨のような、波のような音に包まれた後、バージンココナッツオイルを使ったマッサージが始まります。
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カシウエアのバスローブをお買い上げしたスパのブティック |
最高に気持ちよかったのは、足裏から背中、肩そして肘への流れるようなロングストローク。男女のセラピストの圧が均等で、かつ息もぴったり。その後、両手を伸ばしてもらうと、空を飛んでいる気分に。親指の腹を使ったこねるようなテクニックのニーディングも多彩な動きで、気持ちいいことこの上なし。これまでに味わったことのない、うっとりとした体験でした。
ちなみに、このスパのバスローブは、今話題のカシウエアです。ふかふかの肌触りがたまらず、スパ内のブティックで即、お買い上げしてしまいました。
=>次のページでは食についてご紹介します。