パパ・ヘミングウェイの名所スポット

コヒマルの海を見守るヘミングウェイの胸像

キューバと聞いて思い出す人といえば、文豪アーネスト・ヘミングウェイ(1899~1961)。彼がキューバに移り住んでいたのは1940~1960年の20年間だそうですが、今なお“パパ・ヘミングウェイ”の愛称で親しまれています。


ピンクの外壁が目を奪うフロリディータ
■フロリディータ
オビスポ通りのセントラル公園側の入口近くにある茜色のバー。カウンターの奥まった一画に等身大のヘミングウェイ像がカウンターにもたれかかっています。クラシカルな雰囲気の店内は観光客で満杯。

入って左のカウンターにたたずむ等身大のヘミングウェイ
誰もがオーダーするのが、砂糖抜きのフローズンダイキリ、「パパ・ヘミングウェイ」です。ヘミングウェイは朝日が上るとともに仕事をして、お昼過ぎには釣りに出かけ、1日の終わりにここで一杯。なんて優雅な暮らしぶりなんでしょうね。
店内ではソンの演奏がやっていました。
El Floridita
TEL(7)867-1299



■ラ・ボデギータ・デル・メディオ
ミントがきいたモヒートを出すラ・ボデギータ

もうひとつのヘミングウェイゆかりのバー。ここではミントがたっぷりのモヒートが有名で、カウンターの上にはミントを入れたグラスがずらり。まるで流れ作業のようにモヒートを作っては渡して行きます。
カウンターの背後には「私のモヒートはボデギータ、私のダイキリはエル・フロリディータ」のヘミングウェイの文字、そしてお客のサインで埋め尽くされた壁にはカストロと2ショットの写真などが飾られています。
レストランではキューバ料理もいただけます。
La Bodeguita del Medio
TEL(7)867-1375


■アンボス・ムンドス
オビスポ通りに面したホテル・アンボス・ムンドス

ヘミングウェイが暮らしていたオビスポ通りのホテル。バーのある1階ロビーはコロニアルな雰囲気。そしてエレベーターはスタッフが運転する、蛇腹の扉のクラシカル仕様です。
ヘミングウェイが泊まっていた511号室は博物館のように遺品が飾られ、窓に向いたテーブルの上にはタイプライターが。このお部屋で『誰がために鐘が鳴る』を執筆したそう。タイプライターを打つ手を止めて、景色を眺めたのかなと思うと感慨深いものが…。宿泊者は無料で見学することができます。
 
朝食はルーフトップの眺めのいいレストランで
6階ルーフトップにある眺めのいいレストランからは遠くにカリブ海、右手にハバナ湾を望みます。気持ちのいい朝食がいただけますよ。
Ambos Mundos
TEL(7)860-9529


■ヘミングウェイ博物館
ハバナ郊外にある邸宅が博物館になっています

ハバナから車で約15分、サン・フランシスコ・デ・パウラにあるヘミングウェイの邸宅を、調度品もそのままに博物館に。『老人と海』で稼いだお金で、この白いお屋敷(1万8000ドルとか)を建てたそう。邸内に入ることはできないけれど、あちこちの窓から覗くスタイルで見学ができます。


リビングルーム。この部屋でくつろいだのでしょうか?
バスルームの壁に手書きされた文字や、立って書いていたというタイプライター(膝が悪かったそう)、特派員時代にスペインから持って帰ったという闘牛のポスター、海況を眺めていた望遠鏡など、生前の品がそのまま置かれていて、ドアからふらりとヘミングウェイが現れそうな雰囲気です。
庭には釣りに繰り出した愛艇ピラール号が置かれています。この船、グレゴリー船長にプレゼントされたものが贈呈されたそう。船の近くには愛犬たちのお墓も4つ並んでいます。
Museo Ernest Hemingway
見学料Cuc2、カメラ1台につきCuc5


■コヒマルの海

この朽ちかけた桟橋から出港していたのだそうです

ハバナ市内から車で約20分、『老人と海』の舞台となった小さな漁村、コヒマルがあります。壊れてしまった桟橋に、かつてピラール号が停泊していたそう。港の脇には村民たちが建てたブロンズ像が海を眺めています。


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