Q. 「美容院のシャンプーで脳卒中が起こることがある」って本当ですか?

Q. 「美容院でシャンプーをしてもらった後で、めまいや吐き気がすることがあります。最近『美容院脳卒中』という病気があると聞いたのですが、実際にシャンプー台が原因で脳卒中になることは珍しくないのでしょうか? まためまいが起きたらと考えるととても不安なので、防ぐ方法があれば知りたいです」
A. 本当の「脳卒中」はまれですが、血流低下による体調不良は実在します
まずお伝えしたいのは、一般的に言われる「美容院脳卒中症候群」は医学的に正式な病名ではないということです。美容院でのシャンプー後の不調は、多くの場合、脳の血管が破れたり詰まったりする「本当の脳卒中」ではありません。シャンプー時の姿勢によって、一時的に血流が不安定になることで起こる症状を指します。
不調の原因は、シャンプー台で首を強く後ろに反らせる姿勢です。この姿勢が、首の骨(頸椎)の中を通って脳へ血液を送る「椎骨動脈」を圧迫し、一時的に脳への血流を低下させてしまうのです。その結果、以下のような症状が現れます。
- ふわふわとしためまい、立ちくらみ
- 吐き気、冷や汗
- 手足のしびれ、後頭部の痛み
ただし、まれなケースとして、この圧迫によって小さな血栓(血の塊)ができ、姿勢を戻した際にそれが脳の血管へ流れて詰まってしまう可能性も指摘されています。これが「脳卒中」という言葉が使われる理由のようです。
予防のためには、日頃から水分を十分に摂取し、肩や首周りの筋肉を動かして柔軟性を保つことが有効です。もし施術中に少しでも気分が悪くなったら、遠慮せずにすぐ美容師さんに伝え、首の角度を変えてもらうか休憩を挟むようにしましょう。
さらに詳しく知りたい方は、「美容院脳卒中症候群とは…症状・原因・予防法」をあわせてご覧ください。







