
物価高が止まらず、家計への影響が続いています。これまで当たり前のように買っていた、食べていたものも値段が上がってしまい、仕方なく我慢せざるを得ない人も多いはず。
All About編集部は全国10~70代を対象に「物価高で我慢していること」に関するアンケートを実施しました。その中からユーザーのリアルな生活実態を紹介します。
物価高で買い控えるようになったもの
今回紹介するのは、岡山県に住む34歳男性の生活実態です。
【岡山県在住34歳男性、1カ月の主な出費内訳】
・家族構成:独身(子なし)
・職業:行政書士
・年収:500万円
・貯蓄:200万円
・住宅ローン:4万7000円
・間取り:1DK
・食費:4万円
・交際費:1万円
・電気代:7000円
・ガス代:5000円
・水道代:2000円
・車の維持費:1万5000円(ガソリン代)
男性は、物価高によって、以前は当たり前に買っていたものの、現在は買い控えるようになったものがあると言います。
「スティックタイプのインスタントコーヒー、粉末タイプの強力な漂白剤、少し高めの入浴剤、置くタイプの芳香剤、紅茶です。日用品の中でも必須のものとは言いがたく、なくなったり安いものに変えたりしたとしても、ほかの生活必需品よりは生活に支障がないため」
買わなくなったインスタントコーヒーは、「メガディスカウントスーパーで売られている安価で量も多い粉末のもの」で代用しているそう。「漂白剤は安価な液体のもの、入浴剤も安価で大容量なものに変えました」と、家計のやりくりの苦労が垣間見えました。
元が取れるほど通える時間の余裕もないので……
男性はほかにも、家計のやりくりを考える中で、頻度を減らしたり質を下げたりした「娯楽・趣味」があるそう。
「ボクシングジムに通うことです。『月額制』と『チケット制』の両方があるジムですが、チケット制が10回から8回へと通うことができる回数が減らされ、また、5回制チケットが廃止されたため活用しにくくなったから。月額で元が取れるくらい通えるほど時間的余裕もないのでジムから足が遠のきました」
ボクシングジムの実質的な値上げやシステム変更、そして自身の環境の変化などが重なり、これまで楽しんでいた趣味を諦めざるを得なくなってしまったようです。
「泣く泣く棚に戻す日々です」
また最近は、仕事の依頼が減った影響でさらに食費を切り詰めているそうで、本当は食べたいのに、値段を見て泣く泣く棚に戻した切ない経験もあったと言います。
「地元の地産地消志向のスーパーで売っているぶどうや桃を食べたいと思うことがよくあるのですが、最近はあまり仕事の依頼がなく、1日当たりの食費を600円に抑える生活を心掛けているため泣く泣く棚に戻す日々です」
いろいろなことを我慢しなければいけない状況の中、男性は「入浴に伴うガス代」だけは削りたくないと言います。
「入浴剤にかかる予算は削ることができても、疲労を取り心身の調子を整えるために温かい湯船につかって入浴をしたいので、入浴自体の費用を削ってシャワーで速やかに済ませることはしたくないです」
男性のように、物価高だけでなく収入状況とも向き合いながら、抑えるところと使うところのメリハリをつけることが、今の時代を生き抜くために必要なことなのかもしれません。
<調査概要>
物価高で我慢していることに関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2026年2月5~6日
調査対象:全国10~70代の250人(男性:77人、女性:168人、回答しない:4人、その他:1人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






