ビーチ/ビーチリゾート基本情報

今どき女子のひとり旅術2 ノウハウ10か条

このところ増えている気配の女性ひとり旅。第2回は旅のノウハウというか、アドバイスや注意点について考えて生きましょう。

古関 千恵子

執筆者:古関 千恵子

ビーチガイド

女子ひとり旅のポイント10

■1、プチ留学など目的を持つべし
ホアヒンのチバソムでカラダの中と外からリセット

語学や料理、ダンスなど、このところ増えているプチ留学。昨今のプチ留学は1~2週間のものも多く、中には3泊4日のサイパン語学研修なども。目的があれば、ひとりの方が修練しやすいというのもメリット。
ほかにも、○○○という演劇を見に行く、○○という展示物を鑑賞しに美術館へという目的もOK。目的があると、自ずと行くべき場所が決まってきます。
それから、アーユルヴェーディック・リゾートやデストネーション・スパなど、自分に磨きをかける滞在も、近頃人気の目的です。


■2、ちょっぴりいいリゾートをチョイス
いつもよりちょっぴり上質なリゾート選びを

欧米のひとり旅はバックパッカーが主流。なので、安宿に泊まるケースが多いのですが、日本女性のひとり旅は“ごほうび”系なのが特徴。いつもよりちょっぴりいいリゾートにステイすることが多いようです。客室でいうならば、スーペリア以上がいいでしょう。
また、上質なリゾートならばセキュリティの面でも安心です。


■3、50~100室ぐらいの小さなリゾートを
象の話をしたら、ベッドの上に象の絵が!

ひとり旅では自然と会話が少なくなりがちで、人恋しくなったりもします。その点、50室くらいの小さなリゾートですと、スタッフがゲストの名前を覚えてくれたり、ケアが細かかったりします。「今日、こんなことがあったの」なんて会話を交わすうちに、それに則した心ニクイサービスをしてくれることも。たとえば、「今日、象を見ちゃった」という会話をし、ディナー後にお部屋に戻ると、ベッドの上に葉っぱで象が描かれていたなんてこともありました。う~ん、ニクイ!
50室くらい、できれば100室以下が狙い目です。


■4、気になるひとりメシのこと
朝食も、ルームサービスでいつもより時間をかけて

ひとり旅経験者に困ったことを聞くと、多くの答えが“ディナー”。朝食やランチはひとりでも気にならないけれど、ディナーはやはり物寂しい…。対処法としては、まずルームサービスをお願いする。その点、食事が美味しいと評判のリゾートを選ぶのがカギです。また、オープンテラスなどを用意している店はカジュアルだという声も。「避けるべし」なのは、ドレスコードがある、あるいは予約が必要なレストラン。このテのレストランはカップルが多く、どうも身の置き場に困ってしまいます…。


■5、カップル向けリゾートは避けるべし
リゾート選びでもうひとつ大切なのは、周囲の雰囲気。カップル向けリゾートでは自分がひとり浮いているような気持ちになってしまいまねません。そして、ファミリーが多くても、のんびりするつもりが、気が休まらなかったり。小さなブティックリゾートが狙い目です。


■6、ガイドブックは持ち歩くべからず
海外でその土地に溶け込める人はトラブルに巻き込まれにくいと、よく聞きます。逆に明らかに旅行者風だと、犯罪の格好のターゲットになりかねません。街中で地図を堂々と開いていたり(ワタシ、これで痛い目にあったことが…)、ガイドブックを読んでいると、「ワタシは旅行者ですよー」と周囲にアナウンスしているようなもの。ガイドブックならば必要なところだけやぶいて持ち歩くようにするといいようです。
また、ひとり旅だとある程度の緊張をしているので、トラブルに巻き込まれにくいのでは?という声もあります。


■7、持って行ってよかったもの
ひとり旅経験者の声によると、圧倒的に多かったのが、辞書。とくに病気になったとき、自分の症状を伝えるは難しいものです。また、地元の人との会話を楽しむときに言葉が出てこないのも、もどかしいもの。その点でも辞書は大切。
それから、ひとり旅で困るのが写真。ステキな風景と出会い、記念写真をとりたくても、周囲に人がいない…なんて時には、小型の三脚があると便利です。

■8、地元の人と触れ合おう
地元の人とちょっと深い話ができたり、旅行者と知り合いになるチャンスがなぜか多いです

なぜかひとりで旅をしていると、友達を作るチャンスも多いもの。地元の人と触れ合うと、観光名所を回っているだけでは気がつかない、その土地の素顔に出会えたりするものです。すると、旅の楽しみも二倍に。
ただ、向こうから声をかけてくる場合、怪しい人か否かを見極めるのは、これはもう勘を信じるしかないけれど…。


■9、ツアーと自由旅行、どちらがお得?
目的地によって、どちらがお得か一言では片付けられない要素。自分で手配をした場合と、旅行会社のパッケージツアーと照らし合わせてみるしかありません。パッケージツアーで一人催行のものを探し、一人部屋追加料金を日にち分、プラスして比べてみましょう。ちなみに東南アジアのリゾートでは、一人部屋追加料金が比較的お手頃で狙い目。また、パッケージツアーですと、現地連絡先があったり、送迎の手配などもまとめてお願いできるメリットがあります。案外、見落としてしまうのが、スパの予約。現地に行って滞在中にトリートメントが受けられなかったという話もあるとか。パッケージツアーの申し込み時に合わせて手配してもらうといいでしょう。
それから、欧州などの添乗員付きツアーに一人で参加するのも一案です。


■10、一度行ったことのある場所へ
一度行ったことのある場所ならば、ある程度の土地勘があるので、不安も少ないはず。「あのレストランの○○を食べに行こう!」など、計画を立てやすい点でもオススメです。まったく右も左もわからない土地ですと、その場所を理解するだけで労力がかかりますし、なじんだかな?と思った頃には帰国に…。のんびりするには、一度行ったことのある場所へ!

=>次の記事おすすめの旅先をご紹介します。

【今どき女子のひとり旅術index】
  • 「今、どうして?今どき女子の気になる事情」……Part.1
  • 「今どき女子のひとり旅術ノウハウ10か条」……Part.2
  • 「今どき女子のひとり旅におすすめの旅先」……Part.3
  • ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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