調査では現在行っている節税対策や、今後取り組みたい対策についてランキング形式でまとめています。
現在行っている節税対策、1位は「ふるさと納税」
調査によると、「節税対策をしているか」という質問に対して、96.6%が「している」と回答。会社員や公務員であれば、年末調整での生命保険料控除や配偶者控除の手続きも節税になるため、多くの人が自然と対策を行っていることが分かります。
現在行っている節税対策のランキング(複数回答可)では、「ふるさと納税」が61.4%で1位となりました。
2位は「生命保険料控除」(36.6%)、3位は「医療費控除」(23.0%)、4位は「住宅ローン控除」(13.0%)、5位は「配偶者控除」(12.0%)と続きます。 ふるさと納税は、ポータルサイトを通じて簡単に申し込める点や、返礼品が受け取れる点が支持されています。また、「ワンストップ特例制度」を利用すれば確定申告が不要になることも、利用が広がっている理由と考えられます。
2位の生命保険料控除や、医療費控除、配偶者控除などは、会社員であれば年末調整で手続きが完了するものも多く、手続きが簡単で身近な制度ほど、実践率が高い傾向がうかがえます。
今後やってみたい節税対策も「ふるさと納税」が1位
現在実践していない人を含め、「今後やってみたい節税対策」を聞いたところ(複数回答可)、ここでも「ふるさと納税」(31.8%)が1位でした。2位の「不動産投資」については、「お金が貯まればローンを組み、不動産投資を行ってみたい」(20代男性)、「不動産投資などが節税対策になるのであれば、気になる」(40代男性)などの声が寄せられています。
そのほか、資産運用と同時に節税効果も期待できる「iDeCo」や「NISA」など、積極的に動くことで節税を目指す方法が上位にランクインしました。 今回の調査から、節税が特別な知識を持つ人だけのものではなく、年末調整やふるさと納税を通じて、多くの人が自然と取り組んでいることが分かりました。
一方で、制度を知ってはいても「まだ始めていない」「よく分からず迷っている」という人も少なくありません。自分に当てはまる制度がないか、一度立ち止まって確認してみることが、家計を見直すきっかけになりそうです。
<調査概要>
調査対象:社会人の男女
調査期間:2025年12月1日~2日
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性319人/男性181人)
出典:【節税対策は何をしている?現在の取り組みランキング】社会人500人アンケート調査
出典元:空き家、築古物件の高利回り投資なら「不動産投資の森」








