今、動きが目覚しいのがタイの島々
タイの島といえば、プーケットやサムイがおなじみですが、その先の島々やビーチエリアがここ数年で続々とお目見えしています。
‘99年7月にクラビにバンコクと結ぶ空港が開港し、それをきっかけにクラビに耳目が集中。大型豪華リゾートも登場しました。やがて、クラビを起点としてアクセスする、ランタ島に大人なアジアンリゾートが出現し、女性誌の誌面を賑わせています。その一方、サムイ島の沖・タイ湾に浮かぶダイバーに人気の島・タオ島にはバンガローの建設ラッシュ、なんとコンビニエンス・ストアもできました。
1年訪れていないと、島の様子はだいぶ変わってしまう状況なのです。


タイの島々といえば、何もなくて、肩の力を抜いてのんびりできる存在。映画「ザ・ビーチ」でも描かれていたようなバックパッカーの楽園も多いのですが、施設の充実度や清潔感などで向かない人もいました。それが快適な宿泊施設もお目見えし、ハードルはどんどん低くなってきているようです。バンガローの客室の扉を開けるとマットレスのベッドがドーン、水シャワーしかない、そんな不自由も楽しかったのですが、やはり快適な滞在に越したことはありません。
2回に分けて、にわかに注目を集めているタイの秘島を、いくつかご紹介しましょう。


●チャン島
プーケットに次いでタイで2番目に大きく、すぐ東はカンボジアという国境の島。大小52の島々からなるコ・チャン国立公園の中心的存在です。‘03年4月にトラート空港が開港し、それまでバンコクから4時間かかっていたアクセスがぐっと便利に。
島随一のロングビーチ、サイカオ・ビーチは白砂がぱふぱふ。ジャングルや滝、マングローブ林と自然の宝庫。周辺のユアック島、ラン島、マーク島も、国立公園だけあって豊かな自然の恵みがいっぱい。

宿はお手軽なバンガローから豪華リゾートまで揃っています。瀟洒なリゾートヴィラに泊まるのも、プーケットやサムイに比べればリーズナブル。目下、リゾート建設ラッシュ。人気に火がつくのも、時間の問題かも。


<行き方>
バンコクからトラートへは空路約40分。空港から港まで車で約15分移動し、フェリーに乗り換え約20分。

■アイヤプラ・リゾート&スパ
静寂の入り江、クロン・ソンを一望するジャングルにたたずむ、アジアンな風情の豪華リゾート。77室のヴィラは全室にエアコン、衛星テレビ、電話、コーヒーメーカー付き。バスタブのあるお部屋も。 海を見下ろすレストラン3軒にバー、ハーバルオイルマッサージや伝統的なタイ式のマッサージなどが評判のスパもあります。



●ヤオ島
プーケットとクラビの中間に浮かぶ大小2つの島、ヤオ・ノイ島とヤオ・ヤイ島。プーケットとマレー半島が風をブロックするため、モンスーン期でも海は穏やかです。2つの島のうち、北側にあるヤオ・ノイ島が一般的にヤオ島と呼ばれ、リゾートと数軒のバンガローがあります。
ヤオ島はプーケット周辺ではもっとも大きな島で、底辺10km、高さ12kmの三角形の形をしています。

何百年にも渡り、ヤオ島の人は海のジプシーとして漁をなりわいとして暮らしてきました。現在では、ココナッツ栽培や米作などの農業を中心に、漁業もさかん。素朴な生活を営んでいます。
手付かずの自然がたっぷりと残り、道路も一部は未だ未舗装。あるがままのタイの島を満喫できるはずです。


<行き方>
成田から直行便のあるプーケット、もしくはバンコク乗継ぎのクラビからアプローチ。プーケットからは船で約1時間。クラビからも船で行くことができる。

■コ・ヤオ・アイランド・リゾート
フランス人オーナーの遊び心をちりばめた小さなリゾート。椰子の合間に点在するヴィラはわずか15棟。客室の一面はすだれを下ろしたのみのオープンなつくりで、自然をすぐそばに感じられるはず。調度品の数々もナチュラルで、卓越したセンス。レストランではタイ料理と地中海料理が味わえます。
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