今回はAll About編集部が実施した「愛猫」に関するアンケートから、癒やされる「愛猫のかわいいしぐさ・行動」をランキング形式で紹介するとともに、All About 猫ガイドの古川諭香さんに「猫の愛情表現」について聞きました。
2位:飼い主の顔や体に頭や体をスリスリとこすり付けてくる/票数110票
2位は「飼い主の顔や体に頭や体をスリスリとこすり付けてくる」でした。ニャーニャー、むにゃむにゃ、時にはサイレントで鳴きながら(サイレントニャー)、飼い主に頭や体をこすり付けてくる猫たち。あまりのかわいさに日々の疲れも吹き飛ぶくらいの癒やし効果がありますよね。回答者に選んだ理由を聞くと、以下のような声が寄せられました。
「温かいし、寄られると癒やされますので、幸せです」(50代男性/北海道)
「いつもしつこいくらいされているから、ちょっとエサ食べたあとのお口が臭いけど、かわいい」(50代男性/茨城県)
「ずっとすりすりしてくるので歩きにくくて仕方ないが、離れたくないと全身で言っているようで嬉しくなるので」(60代女性/東京都)
「他の人には近づかないのに自分にくっついてくる時がたまらなく可愛いから」(20代女性/大阪府)
「特にごはんが欲しい時等おねだりをする時にスリスリしてくる。少し当たりが強めなのがまた愛おしい」(40代女性/東京都)
1位:フミフミ(またはモミモミ)をしながら、幸せそうにうっとりしている/票数119票
1位は「フミフミ(またはモミモミ)をしながら、幸せそうにうっとりしている」でした。フミフミ・モミモミは、子猫のときに母猫のお乳の出をよくしようとする動作の名残と言われています。お気に入りの毛布の上でうっとりフミフミ、飼い主のひざの上でまるで職人のようにフミフミ……どんなフミフミもかわいくて癒やされますよね。
回答者に選んだ理由を聞くと、以下のような声が寄せられました。
「フミフミしてタオルをチュッチュするのですがまだまだ赤ちゃんだなと思い癒されます」(20代女性/茨城県)
「子猫の頃の名残なのか、毛布をフミフミしながら目を細めている姿が本当に幸せそうで、見ているこちらまで癒されます」(50代女性/兵庫県)
「単純にもふもふしてるときに可愛い顔で癒されるから」(20代男性/福井県)
「目を瞑って、音もなく幸せそうにフミフミしている姿に気づいたとき、ほっこりする」(40代女性/愛知県)
「小さい頃の記憶を思い出しているようで、とても無邪気な姿に癒やされます。安心しきった表情でフミフミしている姿を見ると、こちらまで穏やかな気持ちになり、疲れが一気に吹き飛びます」(50代男性/愛知県)
猫に詳しい古川諭香さん「信頼関係がなければ見られない」
古川:猫のスリスリは、飼い主に自分のにおいをつけるというかわいいマーキング行為。毛布などをフミフミするのは子猫の頃、母乳をもらう時に行っていたしぐさの名残であり、飼い主に甘えたいサインです。こうした行動は、飼い主との信頼関係がなければ見られないもの。しぐさ自体がかわいいのはもちろん、絆があってこそ見られるものであるため、飼い主はより一層、その愛くるしさにときめき、「自分という人間が受け入れられている」という幸福感も抱くのでしょう。
ちなみに、名前を呼んだ時や話しかけた時に鳴いてくれるのも、猫が見せる愛情表現です。実は猫同士でのコミュニケーションは匂いを嗅ぐなど、言葉を交わさない形。猫は賢い生き物だからこそ、人間と共に暮らす中で人に合わせたコミュニケーション法を学習し、気持ちを言葉で伝えようとしてくれているのかもしれません。
寒さが本格化するこれからの時期は室温対策と共に、乾燥対策を行うことも大切です。皮膚の乾燥は、フケや肉球のひび割れなどのトラブルにつながることもあります。特にシニア猫は免疫力が弱いため、加湿器を使って部屋の湿度が50~60%になるように調節していきましょう。
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【古川諭香プロフィール】
愛玩動物飼養管理士やキャットケアスぺシャリスト、ペット共生住宅管理士の資格を活かしながら、Webメディアや雑誌など、さまざまな媒体で猫情報を配信中。産まれてから今まで猫がいなかった日はなく、現在は3匹の猫たちと暮らしている。All About 猫ガイド。
<調査概要>
愛猫に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査日:2025年11月6日
調査対象:全国10~70代の250人(男性:74人、女性:171人、その他:4人、回答しない:1人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています







