ヘッドホン・イヤホン

【比較検証】トレーニング中に最適な「イヤーカフ型イヤホン」全5種の中で1番のおすすめは?

軽量で装着性が良く運動中でも使いやすいモデルである「イヤーカフ型イヤホン」。本記事では5種のモデルを比較して、ワークアウトに最適なモデルを紹介します。※画像:筆者撮影

伊藤 浩一

伊藤 浩一

デジタルガジェット ガイド

ブログ「伊藤浩一のモバイル+モビリティライフ応援団」主宰。モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超えるブログとなっている。

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イヤーカフ型イヤホン5種

イヤーカフ型イヤホン5種 ※画像:筆者撮影

完全ワイヤレスイヤホンは、装着の仕方によっていくつかのタイプに分けられます。代表的なモデルは、耳の入口に引っ掛けて装着するインナーイヤー型、イヤーピースを耳の穴に入れるカナル型、耳輪にかけるタイプのイヤーフック型、そして耳たぶに挟むイヤーカフ型です。

しかし、インナーイヤー型やカナル型は激しい運動時に外れやすいという難点があります。また、イヤーフック型は大きめの形状で重さがあり、長時間使用すると耳への負担が大きくなりがちです。

そこで、ワークアウト用として注目されているのがイヤーカフ型イヤホンです。耳たぶに挟む構造のため安定感があり、小型で軽量なので長時間装着しても耳が疲れにくいことが特徴です。本記事では、運動時におすすめのイヤーカフ型イヤホン5機種を比較し、それぞれの特徴を紹介します。

比較するイヤーカフ型イヤホン5種

「ambie sound earcuffs AM-TW02」
「ambie sound earcuffs AM-TW02」1万7000円(税込)

「ambie sound earcuffs AM-TW02」1万7000円(税込) ※画像:筆者撮影

片耳4.4gと非常に軽量で、最大6時間の連続音楽再生が可能です。マルチポイント接続や防水、急速充電にも対応しています。

本体カラーは4色から選べ、さらに20種類の着せ替え用シリコンソックスも用意されています。最近はワークアウト時のファッションも注目されているので、イヤホンの色をウエアに合わせて楽しめる点も魅力です。

「BUTTONS CLIP」
「BUTTONS CLIP」3万3000円(税込)

「BUTTONS CLIP」3万3000円(税込) ※画像:筆者撮影

AIエージェント「HALI(ハリ)」を搭載。例えば「Hali Hali」と呼びかけることでハンズフリー操作が可能です。片耳約6.7gで、最大5時間の連続再生ができます。カラーはゴールドブラウンとシルバーブラックの2色展開です。

12mmドライバーによる迫力ある高音質が特徴で、骨伝導と空気伝導を組み合わせたシステムにより、通話の音声もとてもクリアです。

「HUAWEI FreeClip」
「HUAWEI FreeClip」2万7800円(税込)

「HUAWEI FreeClip」2万7800円(税込) ※画像:筆者撮影

最長8時間の連続音楽再生、ケース利用時は合計36時間とバッテリーの持ちが良いモデルです。片耳約5.6gと軽量で、防塵・防滴仕様。マルチチャネルDNNノイズリダクションにより通話もクリアです。

カフ部分には、変形しても元の形に戻るニッケルチタン形状記憶合金「C-bridge」を採用し、多様な耳の形にぴったりフィットします。カラーバリエーションはブラック、パープル、ベージュ、ローズゴールドの4色です。

「cheero Wireless Open Earphones Smart」
「cheero Wireless Open Earphones Smart」2980円(税込)

「cheero Wireless Open Earphones Smart」2980円(税込) ※画像:筆者撮影

カラーはミント、ピンク、ブラック、ブルー、ホワイトに加えて、2025年9月24日からブラック×ゴールド(3480円(税込))が追加されました。

片耳約3.6gと非常に軽く、長時間着けてもストレスが少ないのが特長です。価格は3000円前後と手頃な分、音質はやや軽めの印象。一方で防水規格IPX5対応、約4.5時間の連続再生が可能です。タッチ操作ではなく物理ボタンを採用しているため、運動中の誤操作の心配がありません。

「JBL Soundgear Clips」
「JBL Soundgear Clips」1万8700円(税込)

「JBL Soundgear Clips」1万8700円(税込) ※画像:筆者撮影

カラーはコッパー、パープル、ブラック、ホワイトの4色スケルトンデザイン。重さは約6.5gで、約8時間の連続再生に対応。防水性能はIP54です。

「OpenSoundテクノロジー」や「JBL SonicArc」により音漏れを抑え、オーディオブランドらしい高音質が味わえます。ただし、本体のタッチ操作は少し扱いづらいと感じました。

実際のワークアウトでの使用感は?

紹介したイヤホン5つを実際に運動中利用してみました。イヤーカフ型ならではの安定したフィット感に大きな違いはなく、どのモデルも安心して使えました。ただ、形によっては人に合う合わないも発生します。筆者の耳には「ambie sound earcuffs AM-TW02」はフィットしにくく、長時間使用すると違和感がありました。

重さについては、5つの中で最も軽い「cheero Wireless Open Earphones Smart」(CHE-645)は着けていることを忘れるほど快適です。一方、「BUTTONS CLIP」は長く使うとやや重さが気になりました。

また、操作のしやすさでは、運動中はタッチ操作のモデルより、物理ボタン式の「cheero Wireless Open Earphones Smart」(CHE-645)が使いやすかったです。

音質に関しては、「BUTTONS CLIP」「HUAWEI FreeClip」「JBL Soundgear Clips」の3モデルが抜群に良く、インナーイヤー型に匹敵する音の厚みがあります。なお、再生時間では「HUAWEI FreeClip」がイヤホン単体で最も長く使えます。

比較・検証結果! 1番おすすめしたいイヤホンは……

「HUAWEI FreeClip」実際の装着写真

「HUAWEI FreeClip」実際の装着写真 ※画像:筆者撮影

全体のバランスを比較して、筆者がワークアウトに最もおすすめしたいのは「HUAWEI FreeClip」です。音質・バッテリー持ち・装着感のバランスがよく、1時間以上のランニングでも快適に使えました。

また、音質はやや劣りますが、5機種中で最も安価な「cheero Wireless Open Earphones Smart」は最軽量で装着感も良好。万が一紛失しても買い直ししやすい価格なのでコスト重視の方にもおすすめです。自分の運動スタイルに合いそうなイヤーカフ型イヤホンを、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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