きっと誰もが名前くらいは聞いたことがあるドン・キホーテ。このスペインで最も有名な物語の舞台の中心となったのが、マドリッドの南部のラ・マンチャ地方。ラ・マンチャとはアラビア語で「乾いた土地」という意味で、その名のとおりラ・マンチャ地方には乾燥した大地が広がっています。今回は独特の魅力を持ったラ・マンチャ地方をご紹介します。

ドン・キホーテが戦いを挑んだ風車の街

カンポ・デ・クリプターナ
ドン・キホーテが巨人だと思った風車。あなたには何に見えますか?
ドン・キホーテの物語の中で最もよく知られているのはドン・キホーテが風車に戦いを挑む場面でしょう。そのドン・キホーテが邪悪な巨人と思い、突撃をした風車がある街がカンポ・デ・クリプターナです。

せっかく風車まで行ったら、ドン・キホーテのマネをして体当たりをしたくなってしまう方もいらっしゃるのでは?当然ですが、この風車は硬いので痛いですから力加減にはご注意くださいね。

ラ・マンチャ地方は交通の便がよくありません。ゆっくりとラ・マンチャ地方をまわることができないけど、風車だけは見ておきたい方には、唯一列車で風車を見に行くことができるのでこのカンポ・デ・クリプターナがお勧め。

ドン・キホーテが想い焦がれた姫が住んでいた村

エル・トボーソ
村にはドン・キホーテとドゥルシネーア姫の像があります
カンポ・デ・クリプターナから北東へ20キロほどのところにエル・トボーソという小さな村があります。ドン・キホーテが会ったこともないのに、想い続けていたドゥルシネーア姫が住んでいたとされる場所です。

ここには「ドゥルシネーアの館」があります。もともと郷士の館だった館内にドン・キホーテの時代のものとされる家具やドゥルシネーア姫が使ったベッドなどが展示されています。

またこの村はドン・キホーテ図書館もあります。1922年に当時の村長が各国の元首に手紙を書いて、その国の言葉で翻訳されているドン・キホーテを寄贈して欲しいと依頼したところ、各国からドン・キホーテが送られてきたものが展示されています。日本語版もちゃんと展示されていますので、見つけてみてくださいね。

次のページではもう1つの風車の街をご紹介します。