広角のメリットとデメリットは?

昨今のコンパクトスタイルのデジカメにおけるトレンドとして、『広角対応』がある。

最初期にワイドズームレンズ(28mm)を搭載したパナソニックのDMC-FX01

最初期にワイドズームレンズ(28mm)を搭載したパナソニックのDMC-FX01

どのくらいのものを広角レンズと呼ぶかは微妙なところだが、一般的にはワイド端で焦点距離が28mm(相当、以下同)以下のレンズを搭載したものを『広角対応』と呼ぶことが多い。

広角対応のデジタルカメラにおける最大の利点は、画角が広いこと──つまり、同じ位置にいても、一般的な35-105mmというようなレンズを搭載している3倍ズームよりも広い範囲を写すことができることだ。

以下の画像を見ていただければ一目瞭然だろう。
35mm相当で撮影した画像。

35mm相当で撮影した画像。

28mm相当で撮影した画像。かなり広い範囲が撮影されている。

28mm相当で撮影した画像。かなり広い範囲が撮影されている。

上はワイド端35mmのレンズで、下はワイド端28mmのレンズで撮影したものである。

特に屋内ではこのメリットは大きい。屋内では寄ることは簡単にできても、引くことはスペースの問題でできないことが多いからだ。

パナソニックの一部機種ではワイド端が25mmにまでなっているほどで、セールスポイントのひとつとして確立している。

その一方で、デメリットも当然ながら存在する。

小型でありながら高倍率ズームレンズを搭載しているというデジカメが流行している。そういったデジカメでワイド端が28mmである場合、10倍ズームでも望遠端が280mmとなる。一方でワイド端が36mmであれば10倍ズームレンズの望遠端は360mmとなる。

『広角対応』のデジタルカメラは離れた被写体をどれだけ大きく写せるか、ということにおいてはデメリットとなりかねない。

……と文字で書かれても分かりにくいので、画像を見ていただこう。
DMC-TZ8 28mm(ワイド端)

DMC-TZ8 28mm(ワイド端)

DMC-TZ8 280mm(望遠端)

DMC-TZ8 280mm(望遠端)

Powershot SX100 IS 36mm(ワイド端)

Powershot SX100 IS 36mm(ワイド端)

Powershot SX100 IS 360mm(望遠端)

Powershot SX100 IS 360mm(望遠端)


上は28-280mmの10倍ズームレンズ搭載デジカメのワイド端・望遠端、下が36-360mmの10倍ズームレンズを搭載したもののそれだ。同じ「10倍ズーム」でも撮影できるシーンは大きく異なることが理解していただけるだろう。

屋内では28mmスタートという広角レンズはメリットになるが、屋外での望遠においてはデメリットになる可能性もあるというわけだ。

どちらのシーンを重要視するかによって、広角対応のものを購入するか否かが決まることになるだろう。



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