スペイン/スペイン関連情報

スペインでホッと一息

朝の時間や観光の合間に一休み。そんな時間って大切ですよね。今回はスペインのコーヒー、お茶についてご案内します。

執筆者:大槻 英樹

スペインへ旅行に行くと、スペインのワインやビールを楽しみたいという方も多いと思いますが、そうはいっても、「昼から飲めるなんて幸せ~」と思う方だけではないですよね。
寒い朝には、温かいコーヒーをカフェやバルでゆっくりと楽しんでみるのもいいものです。

紅茶好きもはまる?!スペインコーヒー

カフェ
スペインではカフェも憩いの場です。コーヒーを片手に会話も弾みます。
スペインの人はコーヒー大好き。大きく分けると「ブラックコーヒー」(Café solo)のほか、ミルク少な目の「カフェ・コルタード」(Café cortado)、ミルクたっぷり「カフェ・コン・レチェ」(Café con leche)があります。ブラックは日本で味わうコーヒーより濃厚な深みを感じるスペインコーヒー。だからこそ、スペインコーヒーにミルクをたっぷり入れるとまろやかな味わいに大変身。

私自身、コーヒーが苦手で日本では飲まないのですが、スペインでは「カフェ・コン・レチェ」のあのまったりと甘ーい美味しさ、飲みやすさにはまってしまいました。日本でいうカフェラテよりもミルクが多いので、温かいコーヒー牛乳といった感じです。スペインの方は砂糖をたっぷり使って、甘いカフェ・コン・レチェをビスケットと一緒に食べて軽めの朝食にする方も多いのです。朝のコーヒータイムはスペイン人にとっては1つの社交場でもあるので、コーヒー一杯で30分以上ということもしばしば。

スペイン人は猫舌の方が多いのか、冷たいミルクが別に出てくることも多く、それをたっぷり入れ、熱いコーヒーを飲みやすい温度にして楽しみます。コーヒーが苦手な方も一度お試しください。

スペインは紅茶も甘~い

紅茶
スペインでは紅茶も人気があります。
スペインの紅茶は、一般的な紅茶のほかにカモミールティーをスペイン人は飲むようです。砂糖の代わりに蜂蜜を入れて、香りと甘さを楽しみます。日本でもリラックス効果があるといわれて人気ですが、スペインでも人気です。

カモミールはスペイン語ではマンサニージャ(Manzanilla)と呼ばれます。スペイン人はあまり香りや風味を味わうという感覚はないらしく、カップ一杯に砂糖をたっぷり入れてしまうので、香り付きの砂糖水と言った方がイメージしやすいかもしれません。

私のお気に入りは、またまた砂糖たっぷりミルクたっぷりのミルクティー「テ・コン・レチェ」(Té con leche)。日本でのミルクティーは、紅茶にミルクを入れますが、スペインのミルクティーはそのミルクティーだけではなく、たっぷりのミルクに紅茶の味をつけたといった表現の方が近い、ミルクティーがあります。これに砂糖をたっぷり入れると、体も芯から温まり、ほっとします。牛乳が苦手な方はストレートの紅茶もあるのでご安心を。

またスペインでは最近緑茶も流行っているようです。中国料理店などはよく目にするのですが、近頃ではお茶の専門店もできてきました。お茶の専門店にはプーアル茶などと一緒に緑茶が並んでいますが、日本茶は高価なので中国産のものが多いです。やはり緑茶にも砂糖たっぷりになってしまうのでしょうね……。

みなさんもスペインに訪れたら、お気に入りのカフェなどでほっと一息ついてみてください。


【関連リンク】
スペイン料理/各地グルメ/バル
コーヒーの愉しみ方
紅茶
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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