スイス/スイス基本情報

スイス旅行(基本情報・日本からのアクセス)(3ページ目)

「小さい頃夢だったスイスってどんな国?」スイスの旅の基本情報と、その魅力をご紹介します。日本からのアクセス、気候と服装、通貨と両替、言葉、時差など、スイスの旅の基本情報をまとめました。特にスイスははじめてという方は、ここからまずチェックしましょう。

和田 憲明

執筆者:和田 憲明

スイスガイド

スイスのチップ事情

海外旅行と言うと、「チップ!」と構えてしまいがちですが、スイスではあまり気にする必要はありません。チップを渡さなかったために不利な扱いを受けたとか、暗に要求された……といったことはまずないと考えて結構。もちろん、こちらの好意で渡す分には拒否されることもないので、「どうぞご自由に」という感じです。

ただしタクシーの運転手や、ホテルのポーターにスーツケースを運んでもらった場合は多少のチップを渡すのが習慣になっています。この場合も一個2~5スイスフランくらいで充分でしょう。レストランでは会計の中にサービス料も含まれているので、チップはなくても大丈夫ですが、テーブル担当の人にお釣りの小銭を渡すことも多いよう。

スイスの物価

展望台のレストランでのランチも楽しみ

展望台のレストランでのランチも楽しみ

他のヨーロッパに比べても、物価が高いと言われるスイス。スイスは日本と比べて人件費が高いため、特に人のサービスを伴うレストランなどでは、ある程度の出費は覚悟しましょう。一般的なお店でセットメニューを頼んだ場合、日本円に換算してランチで最低2,000円くらい。夕食では3,000~4,000円の予算が必要になってきます。

一方スーパーマーケットで扱っている食品、日用品は、日本の物価水準とあまり変わらない印象。チョコレートやワインなど、ものによっては日本よりもお買い得なものも見つかるでしょう。ホリデー・アパートメントと呼ばれる貸別荘を借りて、食事はスーパーに買出しというスタイルで、長期間をリーズナブルに滞在している賢い旅行者も増えてきています。

スイスの言語と英語の通用度

とても解りやすい駅の表示案内

とても解りやすい駅の表示案内

スイスで使われている主な言語は、4つ。ドイツ語、フランス語、イタリア語に加え、スイス東部の山岳地帯ではロマンシュ語という珍しい言葉も使われています。フランスの国境に近いスイス西部は、フランス語圏。イタリアの国境に近いスイス南部はイタリア語圏となり、残りの大半の地域はドイツ語圏です。

そう言われると、言葉が通じなさそう!なんて心配になるかもしれませんが、ご安心を。ヨーロッパの中でもスイスは英語がよく通じる国なので、駅やホテルなどでは多くの人が英語を話しています。しかも英語はスイス人にとっても外国語なので、早口でまくしたてるなんてこともなく、とても解りやすい! カタコトの英語をなんとかつなぎ合わせながら、個人でスイスを旅する人も増えてきています。また、空港や駅など公共の施設では、標識に絵文字が活用されているので、言葉の全く解らない外国人にとって大助かり。

唯一気をつけたい例外は、タクシーの運転手。特にフランス語圏では、英語はあまり期待できません。でも、自分の行きたい場所が正確に伝わりさえすればよいので、地図を片手に身振り手振りで挑戦を!

スイスと日本の時差

スイスと日本では8時間の時差があります。スイスがサマータイムを導入しているため、3月最終の日曜日から10月最終の日曜日までの期間は、7時間の時差に変ります。例えばスイスで正午なら、冬場日本は20時、夏場は19時。日本に電話をする時は、「夜中に相手をたたき起こしちゃった!」なんてならないよう、必ず時差を確認しましょう。

サマータイムの切り替わりの時期に旅行する人は、本当にご注意を。地元の人にとっては当たり前のことなので、何事もないかのように時刻が変わってしまいます。特にその日がスイスからの帰国の日にあたる場合は、決して飛行機に乗り遅れたりしないように!
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