「ISF」とは?
講演中のJoel Silver氏 (クリックして拡大)
「ISF」(Imaging
Science Foundation)は、欧米のAV専門誌で批評家として活躍し、その影響力が世界のTOP5と数えられる、Joel
Silver氏が率いる団体です。 ホームシアターの先進国であるUSでも、特にハイエンドホームシアターがさかんなフロリダに本拠地を置き、ヨーロッパ、オセアニア、そしてアジアへとその影響力を広げています。
「ISF」では、「高画質」を、「制作者の意図に忠実な映像」と定義し、科学的な根拠を基に、映像装置に必要な性能基準や、調整方法を確立しています。
「ISF」の目的は、「ISF認定」のテレビや機材を使い、「ISF認定」の技術者が調整を行えば、家庭でも、制作者の意図した映像を100%再現できるというモノです。 映像装置として認定を受けているメーカーとしては、USの高級ホームシアターブランドであるRUNCOや、パイオニアのElite(高級ホームシアター用のブランドで、北米では絶大な人気を誇る)などがあります。
一般に「ISF」が最も知られるのは、Windows XP
Media Center Editionの、画質調整ウィザードでしょう。 これは、マイクロソフトとISF
Reserch Labの共同開発で、「ISF」の実力が窺えます。
その他、PC関連では、PCの映像再生品質や、ビデオカードに対して、ISF認定プログラムが有り、USでは、業界で最も信頼できる高画質の「証」となっています。
例: AMD(ATI)のプレスリリース
■ISFがコンサルティングを行っている企業(ISFのWEBサイトより抜粋)
Bose, Electrohome, Faroudja, Hughes/JVC, Krell, Marantz,
Mitsubishi, Panasonic, Philips, Runco, Sharp, Texas Instruments, Toshiba,
Yamaha, 他
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