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先取り!高画質の新基準「ISF」とは!(2ページ目)

テレビを購入する際、「高画質」を重視する人が多いそうです。 でも、実際、高画質とは「何」でしょうか? アメリカ発の規格「ISF」が世界に広がり、2008年、ついに日本上陸か?!

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

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「ISF」とは?

講演中のJoel Silver氏 (クリックして拡大

「ISF」(Imaging Science Foundation)は、欧米のAV専門誌で批評家として活躍し、その影響力が世界のTOP5と数えられる、Joel Silver氏が率いる団体です。 ホームシアターの先進国であるUSでも、特にハイエンドホームシアターがさかんなフロリダに本拠地を置き、ヨーロッパ、オセアニア、そしてアジアへとその影響力を広げています。

「ISF」では、「高画質」を、「制作者の意図に忠実な映像」と定義し、科学的な根拠を基に、映像装置に必要な性能基準や、調整方法を確立しています。 

「ISF」の目的は、「ISF認定」のテレビや機材を使い、「ISF認定」の技術者が調整を行えば、家庭でも、制作者の意図した映像を100%再現できるというモノです。 映像装置として認定を受けているメーカーとしては、USの高級ホームシアターブランドであるRUNCOや、パイオニアのElite(高級ホームシアター用のブランドで、北米では絶大な人気を誇る)などがあります。

一般に「ISF」が最も知られるのは、Windows XP Media Center Editionの、画質調整ウィザードでしょう。 これは、マイクロソフトとISF Reserch Labの共同開発で、「ISF」の実力が窺えます。 その他、PC関連では、PCの映像再生品質や、ビデオカードに対して、ISF認定プログラムが有り、USでは、業界で最も信頼できる高画質の「証」となっています。

例: AMD(ATI)のプレスリリース 

ISFがコンサルティングを行っている企業(ISFのWEBサイトより抜粋)

Bose, Electrohome, Faroudja, Hughes/JVC, Krell, Marantz, Mitsubishi, Panasonic, Philips, Runco, Sharp, Texas Instruments, Toshiba, Yamaha, 他

 

次のページでは、映像調整の「ISF」について!

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