Q. お弁当に「卵焼き」を入れるのは危険と聞きました。本当でしょうか?

お弁当の定番、「卵焼き」の食中毒リスクとは?
Q. 「毎日、子どものお弁当に卵焼きを入れています。夏の間は、卵が傷みやすくなるので、お弁当に入れるのは危険だと聞いたのですが、本当でしょうか?」
A. 加熱不十分は危険です。ポイントをおさえて食中毒リスクを減らしましょう
夏場は気温や湿度が高く、雑菌が増えやすい季節です。特に最近は、夏の間、厳しい暑さが続いています。お弁当の場合、少しの油断が食中毒につながってしまうことがあるため、注意が必要です。加熱するおかずなので安全だと思われがちですが、卵焼きも例外ではありません。卵焼きを少しでも安全にお弁当に入れたいのであれば、とにかく中心までしっかりと火を通すことが大切です。見た目が焼けていても中が半熟のままだと、菌が残り、食べるまでに増殖してしまう可能性があります。とろとろ感を残すのは避け、完全に火を通すようにしましょう。
調理後の扱いにも注意が必要です。熱いままお弁当箱に詰めると、蒸気で湿気がこもり、雑菌の繁殖を促してしまいます。卵焼きもよく冷ましてから、清潔な容器に詰めることが基本です。
さらに、調理済みの食品を素手で触るのは避けましょう。おかずは清潔な菜箸を使って入れる、おにぎりを握る際にはラップを使うなど、衛生的な作業を心がけることで、食中毒リスクを下げることができます。
さらに詳しく知りたい方は、「夏場の「雑菌弁当」にご用心!食中毒リスクが高くなる3つのNG調理」をあわせてご覧ください。