「レザー式分度器」の作り方
■今回使用したもの
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シンワ測定
62987(品番)
プロトラクターと呼ばれる、角度を測定するツール。 定規としても利用可能。
ホームセンターで700円程度。
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東心
TLP-78 x2個
ヨドバシカメラで最も安価だったレーザーポインター(2,200円/個)
筐体が角形なのも選択の理由。
■作り方(ポイント)
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ステップ 1:
レーザーポインターの電池フタを外し、下側の竿裏に、両面テープなどで、写真のように固定します。
ポイントは、プロトラクターの先端と、電池フタの先端を揃える点。電池の取り外しや交換も容易です。
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ステップ 2:
1個目のレーザーポインターがセットできたら、上面になるもう一方の竿に、2個目を貼り付けます。
ポイントは、レーザーの照射角度と角度目盛りを符合させる事。
プロトラクターは、目盛りが0度の状態で固定しておき、2個のポインターからレーザーを連続照射。
2個目のポインターが、1個目のポインターの真上(真下)を指した角度で固定。
家庭では、3m程度離れた障子の桟などを狙うと良いだろう。
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完成 (クリックして拡大) |
■使用例
1: (視聴位置から角度を図る)
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ステップ 1(照射):
測定の基準となるプロトラクターの軸を、視聴ポイント(頭周辺)に合わせ、レザー光を発射し、測定したいポイントを指します。
厳密には、軸を目や耳の位置に合わせるべきですが、制作時の誤差を考えると、それ程気にする必要は無いでしょう。
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ステップ 2(目盛を読む):
プロトラクターの示した数値が角度です。
■使用例 2:
(所望の角度が得られる視聴位置を見つける)
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ステップ 1(角度設定):
所望の角度を設定します。
例えば、30度の画角を得たい場合、プロトラクターの目盛りを30度に。
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ステップ 2(距離を変える):
レーザポインターを照射し、画面の両端を指す位置まで、画面に近づくか、又は遠ざかります。
ポインタが両端を指したとき、プロトラクターの軸付近が、所望の画角を得られる視聴位置という訳です。
次のページでは、付録資料として、各種の理想的な「角度」を整理します。