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脱・スペック比較 高画質テレビの選び方(3)

製品の比較にはスペックが指標となりますが、予備知識なしに鵜呑みにしては危険です!スペックの裏を読み、正しい判断が重要! 第三回は「解像度」デス!

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

*この記事はシリーズ記事です。 初めてお読みいただく場合は、是非シリーズ記事トップからご覧ください。

 

第三回 ~ 解像度 (画素数よりも、映像エンジンが重要

カタログなどに、「フルHDパネル(1920x1080画素)使用」と表記してあると、「高精細で高画質」と100%信用していませんか?

「脱スペック比較 高画質テレビの選び方」 第三回は、パネルの画素数と解像度/画質が「イコール」では無い理由、映像エンジンの役割や重要性について、今後多くなるであろう、地上デジタル放送をフルHDパネル搭載テレビで視聴する状況を前提に、具体例をピックアップして解説します。 

さらに、解像度を軸とした製品の選び方、画質を引き出す調整方法などもご紹介します!

(挙げてお伝えします)

 

「パネルの画素数=解像度」では無い!

あなたのPC画面ではどのように見えますか? (クリックして大きな画像

カタログなどに、「フルHDパネル(1920x1080画素)使用」と表記してあると、「高精細で高画質」と思いがちですが、ここには大きな落とし穴があります。 

パネルに1920x1080の画素が有っても、それを100%活かせているかどうかは、テレビ全体の設計に左右されるからです。

まず、元々が日本向けに設計されておらず、中国のテレビ工場で、日本向けのチューナーを合体させたような製品は要注意です。

これらの多くは、チューナーとパネルがアナログ方式で接続されており、解像度を損ねる要因となります。

例えば、写真のように、1画素を最小単位とする白黒のストライプを表示するとします。 デジタル方式で適切に接続されていれば、画面上にもクッキリとストライプ様が映し出されます。 ところが、アナログ方式の場合、よほど高性能で無い限り、いろいろなノイズの影響を受けて映像信号が揺らぎ、チラツキとなって現れます。

また、チューナーとパネルがデジタル方式で接続されていても、「映像エンジン」の機能や性能により、解像度が左右されます。

 

次のページでは、映像エンジンを中心に、解像度を左右する要因の一例をご紹介します。

 

 

■■「脱スペック比較 高画質テレビの選び方」 シリーズ記事目次■■

第一回 ~ コントラスト比・輝度 (実用上のコントラスト比が重要)

第二回 ~ 色域 (色域の広さよりも正確な色再現性が重要)

第三回 ~ 解像度 (画素数よりも、映像エンジンが重要)   (この記事)

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