レコーダーの「○倍速記録」を知る「方法」
■カタログ:
「XPモード」や「HQモード」と呼ばれる、「高画質モード」でのダビング速度が、DVDレコーダーの実力です。
カタログに大々的に掲載されている「最速ダビングスピード」は、基準となる「高画質モード」の6~8倍といった最長時間(低画質)モードで録画した映像を、「時間」という視点で見た場合の「見せかけ」の数値でしかありません。
■簡単に判断するなら:
カタログに表記の「最速」 | DVDドライブの実力(記録速度) |
~32倍速 | 4倍速以下 |
48倍速~ | 8倍速以上 |
* DVD-R の場合。
「最適」な「高速記録対応メディア」の選び方
お使いのDVDレコーダーが対応している「記録速度」が判ったら、「最適」な高速記録対応メディアを見つけてください。 下記表で、ハイライト(黄色)の組み合わせが「最適」です。
「1~4倍速記録対応」 DVD-R | 「1~8倍速対応」 DVD-R | |
4倍速対応レコーダー | ◎(4倍速で記録可能) | ×(4倍速で記録出来る製品も有る) |
8倍速対応レコーダー | ○(4倍速で記録可能) | ◎(8倍の高速で記録可能) |
備考:DVD-R 8倍速記録対応のDVDレコーダーは、意外と少ないので注意!
「8倍速記録対応」のDVDレコーダーは、目安として、2004年の冬以降に発売された、つい最近のモデルに限られます。 JEITAの出荷統計から類推しますと、2004年末までに出荷された600万台のほとんどが、「4倍速記録対応」レコーダーと言えますので、「8倍速記録対応」メディアの存在が、いかに「恐怖」がご理解頂けると思います。
DVD搭載のデジタルレコーダー出荷台数と、対応記録速度
年度・期間 | メーカー出荷台数 | 倍速対応状況 |
2003年 1~12月累計 | 200万台 | 全てDVD-R4倍速(以下)対応 |
2004年 1~12月累計 | 400万台 | 9割程度がDVD-R4倍速記録対応 |
2005年 1月末まで | 24万台 | 主に、DVD-R8倍速対応 |
*JEITA出荷統計を元に作成
さいごに
品質の良い、信頼出来るDVDメディアを使用したり、適切な高速記録対応メディアを利用しても、保存方法によっては、数年で品質が劣化し、「見られない」ケースが充分に考えられます。 「ディスクの上手な保存方法」についてまとめた記事「CDやDVDにも寿命がある?!」もご参考に!