小学校受験が一部家庭の子女が通うものから、だんだんと一般的になってきました。インターネットでも、私がガイドを始めた2001年当時は検索して見つかる情報はごく限られていましたが、今ではかなりの数のページがヒットします。個人のブログも増えてきました。それでも小学校受験に関する実情を表す具体的な数字は、なかなか発表されていません。そこで、今回は最近発表された小学校受験に関わるを数字ご紹介したいと思います。

国立私立小学校在籍者数

23区国立私立通学率ランキング
都内でも国立私立小通学率に開きがある
東京都の平成19年度学校基本調査によると、都全体の小学生の内で私立と国立を合わせた在籍者数の全小学生数に対する割合は、5.3%です。約20人に1人ということになりますね。ところが地域別に見ていくと事情が変わります。

右の表は『週刊東洋経済』2008年/5/17号のデータを下に作りました。ご覧のように西高東低と同時に南高北低でもあります。私立国立小学校へ通う生徒の割合が15%を越えている千代田区、港区、渋谷区、世田谷区は東急東横線と小田急線に挟まれた帯状の地域にあるのは偶然でしょうか。

この地域には私立の学校が多く存在することと、マーケティングの世界で高所得者が多く住んでいるとされていることも無関係ではないでしょう。いずれにせよ港区のように5人に1人という東京都全体の4倍の割合で、教育委員会指定以外の学校へ通っている地域があるということは驚きです。

小学校受験に対する周囲の理解度というのが、受験のしやすさに影響します。周りから浮いてしまうとストレスに感じる繊細な人は、お住まいの地域の実情を把握しましょう。同じ区内でも地域によってその温度差は異なるはずです。

主要な小学校の受験倍率

最近私立小学校人気が高まって受験者が増えているといいます。ではいったいどのくらいの倍率があるのでしょうか。小学校の人気ナンバーワンで超難関校の慶應義塾幼稚舎は20年度入試では男子14.3倍、女子22.9倍という高倍率でした。こうなると合格を奇跡と呼びたくなる気持ちも理解できます。他にも10倍前後の倍率の学校があります。

■早稲田実業初等部・・・男子11.7倍 女子10.7倍
■立教女学院小学校・・・・・・女子10.0倍
■桐朋学園小学校・・・・・・・男子12.6倍 女子8.3倍
■学習院初等科・・・・・男子9.3倍 女子9.2倍
■成蹊小学校・・・・・・男子8.9倍 女子7.5倍

この他の私立小学校も決して低い倍率ではないので、小学校受験は中学受験よりも難しいことがわかります。加えて合否が学力で決る中学受験と違って、様々な要素を総合して合否を決める小学校受験は一筋縄では行きません。

公立小学校が信用できないから私立小学校を受けようという消極的選択ではなく、どうしてもあの学校に入りたいという強い気持ちを持って、志望校を受験することが合格への近道ではないでしょうか。

詳細な倍率は次のサイトで。e-お受験『私立小学校2007年主要校倍率』(トップページ>小学校・進学先のご案内>私立小学校2007年主要校倍率
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