節約

「冬に増える出費」から家計を守るコツ! 節約アドバイザーがすすめる“5種類の節約テク”とは?

寒かったり乾燥したりで何かと出費がかさむ冬。今回は、「エアコンの暖房費を節約するためには?」「加湿器の電気代を節約するには?」など、冬の出費をできる限り抑えるための節約方法を5つに分けてご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

冬は何かと出費がかさむ

冬は何かと出費がかさむ

寒い冬は何かと出費がかさみがち。暖房費をはじめとする光熱費だけでなく、洋服も夏物より冬物の方がはるかに高いですよね。今回は、寒さや乾燥で増える冬の出費から家計を守るコツをご紹介します。

暖房費を節約するには?

エアコンは基本的に、冷房よりも暖房を使うときの方が設定した室温と外気温の差が大きくなり、消費電力も大きくなります。そのため、暖房は使い方に工夫が必要です。暖房費の節約テクニックはいろいろありますが、最低限以下の項目に気を付けるといいでしょう。
  • 日中はできる限り日当たりがいい部屋で過ごし、太陽が沈む前に雨戸やカーテンを閉めて室温を維持する
  • エアコンの暖気が逃げないように、ドア上下の隙間を100円ショップやホームセンターで売っている隙間テープでふさぐ
  • エアコンの風量設定は、設定温度と実際の温度の差にあわせて適切な風量で調整してくれる「自動」にしておく

暖房器具の消し忘れを防ぐには?

電気毛布やこたつ、ホットカーペットなど、見た目でついているか消えているか分かりにくいものは消し忘れることが多く、消し忘れると無駄な電気代がかかってしまいます。そこでおすすめなのがタイマー。タイマー付きのコンセントを使用し、使い始めるときに数時間後にオフになる設定をしておけば消し忘れを防ぐことができます。エアコンの場合も、始めにオフタイマーを設定しておくといいでしょう。
タイマー付きコンセント

タイマー付きコンセントで消し忘れを防ぐ
 

加湿器の電気代を節約するには?

湿度が高くなると体感温度も高くなるので、暖房費を抑えるためには湿度が高い状態を保つことが大切です。しかし、乾燥注意報の発表が続くときは湿度が30%台ということも珍しくありません。健康管理のためにも湿度は40~60%に保つ必要があるので、冬は加湿器を使うという人も多いことでしょう。
注意すべきはスチーム式加湿器

注意すべきはスチーム式加湿器

加湿器は加湿方法によって数種類に分けられますが、電気代という意味で注意したいのはスチーム式の加湿器。加湿量が多く衛生的に使えると人気のスチーム式の加湿器は、常に水を沸騰させているようなものなのです。スチーム式加湿器で人気の象印EE-T型の電気代は、公式Webサイトによると強運転(加湿時)で1時間当たり約14.3円。単純に計算すると1日で約343.2円、1カ月(30日)で約1万296円です。実際は、加湿開始までの湯沸かし時の電気代はさらに高くなります。

そのため、スチーム式加湿器を使っている人は、湿度計を見ながら無駄に加湿しないように注意しましょう。また、乾燥している部屋に洗濯物を干すことで部屋全体の湿度を上げることができ、加湿器の電気代を節約することもできます。

お風呂の追い焚きの回数を減らすには?

冬はお風呂の温度が下がりやすい

冬はお風呂の温度が下がりやすい

お風呂の温度が下がりやすいことも冬の特徴です。無駄に追い焚きをすることがないよう、複数人が入るときは時間を空けずに続けて入るようにしましょう。ふたを必ずしっかりと閉めることも大切です。

暖かく過ごすには?

Tシャツ1枚でもいい夏に比べ、冬は着るものにかかる費用もかさみます。多少値は張りますが、機能性インナーを着用するとかなり暖かさを感じるものです。比較的価格が抑えられる厚みがない素材の衣類を重ねて着ることで、出費を抑えつつ暖を取ることもできます。

また、着古したダウンジャケットを室内着として再利用するのもおすすめです。ダウンジャケットは軽いので、室内で着ていても動きが制限されることはありません。


気候変動により、例年より降雪量が増えている地域もある2025年の冬。ぜひ工夫をして冬の出費を抑えてみてくださいね。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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