正月疲れから抜け出せない……ストレス解消がうまい人との違いとは?
<目次>
「1人の時間」をとることは大切
疲れているときほど、「1人の時間」を持って、ゆっくり休むことが大切。ストレスと上手に付き合っている人ほど、「自分を癒す時間」をきちんと作っている人が多いです。例えば、仕事や子育てなどで慌ただしい日々を過ごしていても、早朝の家族が寝静まっているタイミングにヨガなど好きなことをして、自分の心を整えている人などもいます。気心の知れた家族であっても、何でも合うわけではなく、互いにそれなりには気づかい、譲ったり譲られたりしながら過ごすことも多いもの。そうでなければ、けんかになります。だからこそ、誰にでもただただ“自分の願望、欲求を発散させる場”は必要であり、そのためにも、「1人の時間」は重要なのです。
“自分でかなえられる欲求”から解消していく
人はどんなときにストレスをためやすいのかというと、「自分の願望、欲求が満たされないとき」です。願望や欲求には、“誰かに協力してもらわないと満たされないこと”だけでなく、“自分1人で解消できること”もあります。例えば、「好きなものを食べる」「好きなだけ寝る」「1人でできる趣味に没頭する」などはそうでしょう。
“自分でかなえられる欲求”を思う存分解消することで、心が癒されたり、気分がスッキリしたりすることは多いでしょう。
そもそも「ストレスをためにくくする」ことも大事
多くの人は「ストレスをためるのは仕方ないこと」だと思いがちですが、そうではありません。世の中には、どんなに仕事が忙しくても、穏やかな気持ちでいられる人もいます。そういう人がどんなことをしているのかを理解し、マネをした方が、幸せでいられるでしょう。
ストレスをためにくい人の特徴1:自分のペースを守る
人に合わせてばかりいると、自分のペースが狂い、急かされてしまうことも……。これがストレスになります。よほど相手に迷惑をかけることでなければ、「自分のペースを守る」ことを大切にした方がいいでしょう。例えば、スケジュールを立てる段階では、きちんと自分のペースを守れるようにした方がいいもの。また、難しいと思うことはきちんと「できません」と言った方がいいでしょう(※もちろん、言い方は重要ですが)。
仕事でも趣味でも、長く続けていきたいことであればなおさら、自分の心と体のメンタルを考えながら、行っていった方がいいのです。
ストレスをためにくい人の特徴2:柔軟性を持ち、冷静に問題解決をする
「こうでなくてはならない」という凝り固まった考えを持っている人ほど、その通りにならないとストレスがたまります。「これができない場合は、他にもこういう選択肢もある」というような“柔軟性のある思考”を持てるようになった方が、幸せでいられるでしょう。さらに、物事を思い通りにしたいときほど、「感情に振り回されることなく、冷静に物事を俯瞰して、根本的な問題に目を向ける」ことが大切です。逆を言えば、ただただうまくいかない現実に嘆き、怒りや悲しみの感情に振り回されていると、何も解決されないので、不満が募ります。
どんな物事も「根本的な部分」「本質」を見ることで、問題点に気付きやすくなるし、改善方法が見つかりやすくなります。トラブルが起こったときほど、感情はいったん置いておいて、建設的な言動をした方がいいでしょう。
ただし、簡単に解決できる問題ばかりではないので、やれることは全てやっても、うまくいかないことも出てきます。そんなときは、「執着心を持たない」ことは大切。“手放さなくてはいけないもの”を握りしめるほど、人は苦しみ、ストレスをためます。
さっさと手放して、新たな幸せを手に入れた方が、人生というスケールでは得策であることが多いでしょう。
ストレスをためにくい人の特徴3:心の声を聞き、やりたくないことはやらない
日頃から自分の心の声を聞いて、「嫌なことはしなくてもいい方法」を考えて実行する人は、ストレスがたまるような出来事を回避しやすいもの。そもそも、「やりたくないことを嫌々やるから、ストレスがたまる」のです。たとえ一時は「得すること」でも、自分の心が「やりたくない」と思ったときは、断った方が精神衛生上いい場合もあるし、長い目で見たら、その方が結果的にいいことも多々あります。だから、まずは自分の心に素直になった方がいいのです。
もちろん仕事でもプライベートでも、大切なものを守るために「困難なこと」「難易度の高いこと」をやらなくてはいけない場面も出てきます。そんなときは、「嫌々やる」のではなく、「積極的に行う」ようにすることが大事。
「大切なものを守るために、自分の意思でそれをやっているのだ」と、“それを行う理由”を自分の中で明確にして、自己を納得させられたら、ストレスがたまりにくくなるのです。
このようにストレスフルにならない人は、単に「性格が穏やかだから」というわけではなく、きちんと意識してためないようにしていることも多いもの。ストレスがたまったときは、「1人の時間」を持って、上手に発散するのはもちろんのこと、日頃からストレスをためにくい人になりたいものですね。