いつも小学校受験の記事を書く際に、ご意見を頂いている「杉山教室」の杉山先生から、毎日の生活の中でお子さんの受験に役立つことが色々あると、教えていただきましたのでご紹介します。

毎日の生活の中で見つかる発見

小学校受験を考えている御家庭のお母様は、家事をどのように片付けていらっしゃいますか?

こどもを幼稚園や保育園に送っていき、こどものいない時間に買い物に出かけ、掃除、洗濯、料理をする……。日常生活をこどもに見せることなく、効率よく家事をしているお母様も多いと思います。

そのほうが帰ってきてから一緒に遊んでやったり、おけいこに通う時間ができるのはたしかです。試験が近くなれば、ペーパー問題を一枚でも多くやらせたいと思うこともでてくるでしょう。

ところが良かれと思っていた、こどものいない間の効率よい家事は、こどもにとって知っていて当然のはずの生活常識が欠け、こんな事も知らないの?という落とし穴になっている事があるものです。

例えば、アイロンの絵をみて名称、用途をきちんと言語化できますか? アイロン掛け作業は特に危険ですから、「こどもが寝静まってからにしよう。」というお母様もいらっしゃる事でしょう。

掃除機掛けでさえ、ホコリが舞い散る中にこどもを置いた事がないと、遠慮(配慮)されるお母様もいるようです。

しかしながら試験の問題の中には、家庭生活の関係した問題も多いのです。家庭の中での手伝いといったこどもの役割ばかりでなく、社会性を身につける一歩として、家庭の営みを理解していくのが大切だからでしょうか。

一緒に買い物に行けば「どの店に何が売っているか」に始まって、品物の種類、分類も実物をみながら覚える助けになっていくことでしょう。

掃除も洗濯も一手間ごとにいろいろな知恵がつまった作業です。どうしてそういう事をしていくか、説明を受けながら、上手にできなくても何か一緒に手伝いができたこどもは経験が豊かになり、お話もよく聞けることでしょう。

料理
台所は教材の宝庫です
料理は危険を伴う事も確かですが、楽しみの多い作業のひとつです。カレーライスにまつわる出題は面接も含めよく見かけます。(お話の記憶に出てきたり、中に入れる具を聞かれたり)

試験のためだけでなく、是非一度買い物から調理まで一緒に体験させてください。台所は教材の宝庫であるという目でもう一度見直してみるのもいいですね。(ただし、説明等行き過ぎると、楽しさが失われ、しかる材料になってしまいますので注意して下さい。)

そしてこれらは試験直前にはとても余裕がなくて気が回りません。毎日である必要はありませんが、今から気をつけて、機会を作ってみてください。学びの多い実践になる事間違いありません。

いかがですか。「台所は教材の宝庫である」というのは名言だと思います。食材があり調理器具がある。使い方を説明しながら、野菜の切り口やタネを見せてやる。果物や野菜の輪切りの問題はよく出されます。

「やらせて」とせがまれる。危なっかしいと思いながらも、そばで見守りやらせる。意欲も育つ上に、体験がしっかり染みこんで行くことでしょう。幼児には体験学習というものは応用力のある知識となって身につくものです。

台所だけでなくお手伝いは最高の教育になるので、時間の余裕があるときにお子さんに声をかけてみましょう。
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