お受験カレンダー 10月
お受験カレンダー10月号をお届けします。受験生にとっては国立附属小の入試要項が配布されたり、今月から来月にかけて試験本番が行われる入試シーズンまっただ中です。直前の過ごし方について改めて確認しておきましょう。年中・年少の皆さんは季節の行事や風物詩をいつものようにチェックしたいですね。
【季節の行事・風物詩】
秋祭り、衣替え、鰯雲、うろこ雲
- 体育の日(10月第2月曜)
- 1964年の東京オリンピックの開会を記念して10月10日が「体育の日」として1966年から祝日になりましたが、祝日法の改正で移動祝日となりました。外遊びが減って子どもの体力低下が調査でも明らかになっています。文科省の調べで9歳男子の走・跳能力が20年前の女子並みに低下したことが分かりました。
運動会で徒競走を見ても走り方が下手な生徒がたくさん見られます。かつてはクラスで一人二人しか、そのような生徒はいませんでした。身体の使い方は遊ばせてみるとすぐに分かってしまいます。普段から外で「高いところに登る」「石段を飛んで渡る」「ボール遊びをする」「縄跳びをする」など、身体を使う遊びをさせたいものです。
読書週間に本と親しんではいかが - 読書週間(10月27日~11月9日)
- 終戦まもない昭和22年に「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、出版社・取次会社・書店と公共図書館、そして新聞・放送のマスコミも加わって、11月17から、第1回『読書週間』が開催されました。翌年からは期間を2週間にして10月27日からとし、今日に至っています。
知育の基本は読書からです。書店や図書館で絵本の読み聞かせなど、子ども向けの行事も多く企画されます。親子で本に親しむ絶好の機会を活かしましょう。
- キンモクセイ
- 街を歩いているとふと香りを感じて見回すとキンモクセイがあります。この香りの強さなら子供でも容易に気づきます。一度覚えると「あ、キンモクセイの香りがする!」と教えてくれるようになるでしょう。
- コスモス
- 可愛い花を咲かすので6~7月に種をまいて、プランターで育てるのもお子さんのために良いかもしれません。
- コオロギ、スズムシ、マツムシ、キリギリス
- 草むらがない都会ではあまり耳にすることができない秋の虫たちの鳴き声ですが、郊外や地方へ行った時には是非聴かせてやりましょう。昆虫嫌いの子どもでも鳴き声は好きなのではないでしょうか。
栗、しいたけ、松茸などキノコ類、銀杏、ゆず、鮭、ニシン、新米
実りの秋というくらい美味しい物が沢山出回ります。旬の食材を出す時は、「これは秋の食べ物で、とっても美味しいのよ。」と言ってお子さんの注意を引きましょう。調理する前の形も見せてやって下さい。
【季節の歌】
- 小さい秋みつけた
- 秋の気配を探す繊細な気持ちをお子さんと一緒に感じ取れるといいですね。
- 里の秋
- 日本の原風景を歌った歌です。里や囲炉裏など歌詞の中に出てくる、お子さんが知らない言葉を説明してやって下さい。
- 偕成社「とんぼのうんどうかい かこさとしおはなしのほん 2」加古 里子 (著)
- かこさとしの絵本は、言葉にリズムがあってユーモラスな絵と相まって楽しい本が多いですね。わが家の子供達もこの本が大好きでした。
- 偕成社「もりのかくれんぼう」末吉 暁子 (著), 林 明子 (イラスト)
- 林 明子の絵が隠し絵になっていて、隠れている動物を探す楽しみがあります。お話も家への帰り道み近道をしたら思いがけない場所に出てしまうという身近にありそうなファンタジーで、あったかい感じのする本です。
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