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「高齢者向け賃貸住宅」とは?一般向け賃貸住宅と何が違うの?

高齢になると、住まい探しが思いの外、難しく感じられることがあります。一般賃貸住宅と高齢者向け賃貸住宅には、どんな違いがあるのでしょうか? ファイナンシャルプランナーの福一由紀さんに、物件選びのポイントを伺いました。

執筆者:All About 編集部

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高齢になると、家探しが思った以上に難しくなることがあります。そこで今回は、ファイナンシャルプランナーの福一由紀さんに、一般向けの賃貸住宅と高齢者向けの賃貸住宅の違いや選び方のポイントを教えていただきました。

高齢者向けの賃貸住宅は主に2タイプある

福一さん:一般的な賃貸住宅では、保証人が必要となるケースがほとんどです。また、多くの大家さんが高齢者の入居を敬遠する傾向があり、高齢者が賃貸住宅を見つけるのは難しい側面があります。しかし最近では、高齢者人口の増加に伴って、都市部を中心に高齢者向けの賃貸物件も増えてきています。
高齢者向け賃貸住宅

高齢者向け賃貸住宅は、一般向け賃貸住宅と何が違うの?


高齢者向けの賃貸住宅には、主に2種類あります。1つは「高齢者向け賃貸住宅」です。これらの住宅には手すりやバリアフリー設計がされていたり、もしもの場合に備えて呼び出しボタンや緊急ボタンが設置されていたりします。また、UR賃貸住宅では保証人や更新料が不要であるなど、高齢者に配慮した条件が整っています。

もう1つは「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」です。このタイプの住宅では、日々の安否確認や生活相談サービスが提供され、高齢者がより安心して暮らせる環境が用意されています。ただし、「サ高住」も賃貸住宅の一種であり、保証人を求められるケースが多いです。

比較的健康で自立した生活が可能であれば、一般の高齢者向け賃貸住宅を選択することもできます。一方、日常生活に不安がある場合には、「サ高住」も選択肢に入るのではないでしょうか。

教えてくれたのは……福一 由紀さん

大学卒業後、コンピュータメーカーでシステムエンジニアとして15年間勤務。その間、2人の子どもを出産。退職後、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得。女性のFP仲間とともに「Money Lab.KANSAI(マネーラボ関西)」を設立。セミナー、執筆、各種メディアへの企画監修、コンサルティングなどを行っている。
 
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