●親の緊張は子の緊張
子供は親の心を敏感に感じます。だから入試当日は親が緊張してしまうと、子供も実力を発揮できなくなってしまう ことがあります。入試のために親子揃ってファッションを準備した場合などは、事前に一度それを来てお出かけすると良いのではないかと思います。
いつもと違う服装をして、両親と朝早く出かけ見知らぬ試験会場へ行くのは緊張せずとも興奮を誘ってしまうかも知れません。それを緩和するために、予行演習をするのです。宇宙飛行士が本番でミスをしないように何度もシミュレーションを受けるのと同じです。
●面接は親の受験
小学校入試ではペーパーによる頭の良さは「足切り」の意味が強いと言われています。ペーパーができないと合格できないけれど、ペーパーが満点でも合格するとは限らないということです。(進学校など例外はあります)
それは一定の基準を満たした志願者の中から、学校が校風に合った子を選ぶ。学校に来て欲しい子を選ぶわけです。その子を取ることによって学校になんらかのメリットがもたらされることが必要です。
その意味は社会的地位のあるご両親や縁故という直接的な意味ではなく(それも含まれますが)、生徒とその家庭は学校の顔にもなるということです。「さすが**小学校の生徒は違う」と言われるような生徒を取りたいのです。
ですから親子または父母面接では、お子さんの援護することが必要です。この親御さんであればと思わせる何かをアピールするべきです。面接の準備はどの家庭もしてきているので、質問に対して型にはまった答えでは印象に残りません。
できれば想定される質問について、それぞれ具体的なエピソードを交えて答えられるように用意しておきたいものです。特に普段お子さんと接していないお父さんは要注意です。
過去の質問集は以下が大変参考になります。
★小学校受験の面接対策~保護者編[幼児教育ガイドサイト]
答える際にはポジティブ・シンキングで行きましょう。例えば仕事を聞かれるような学校では、それなりに重要な仕事や立場であることを説明した方がいいでしょう。数人のグループでの仕事でも「重要なプロジェクト」を担っていると言うことができます。
また「最近読んだ本」などの質問の出る学校は父母の「教養」に関心がある訳ですから取りあげる本の選択に気を使います。ベストセラーでも構いませんがミステリーなどよりは、「バカの壁」の方が好ましいでしょう。新聞の書評などを参考に、実際に読まれることをお勧めします。
●入試当日は余裕を持って出かける
不測の事態に備えて30分以上余裕を持って出かけたいものです。特に中央線は踏切トラブルや事故により遅れることが多い路線ですので、沿線の学校を受験される際は注意が必要です。
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