以前特命リサーチ200Xというテレビ番組で子供の叱り方を取り上げていました。とても参考になったのでご紹介したいと思います。番組では「子供のウソと叱り方」にてういて発達心理学の見地から6歳以前と6歳以後に分けて対処法を紹介していました。

6歳以前のウソ
1.最近流行の脳科学用語でいうところのワーキングメモリーが未発達なために、直前の行為や事象しか覚えていない。原因の発端が自分にあったとしても忘れてしまい、結果的にウソをついてしまったように見えるケース。

2.仮想と現実の区別がつかないため、ウソをついたように見えるケース。「ごっこ」遊びや「つもり」を現実と混同してしまうため、自分の望みが相手の実際の言動だったかのように思い込む

3.時間の観念が未発達のため、ウソをついたように見えるケース。大人が尋ねた直近の事柄について、以前にあったことを答えてしまうことがある。
さらに6歳前後からは「自覚のあるウソ」をつくようになりますが、これは社会性の発達に不可欠なものなので頭ごなしに叱りつけると心の傷が残る心配があります。

まとめると「小さい子供はウソをついている自覚がないか、あったとしても人を陥れるような悪質なウソではない限り、頭ごなしにしかってはいけない」ということです。5歳を過ぎるとしっかりしたように見えるので、つい大人と同じ観点で子供を叱ってしまいます(覚えがあります)。しかし、まだ心は未発達なので十分にケアしながら叱る必要があるのです。

叱り方のポイントはウソをついたことを叱るのではなく、ウソをつくに至った原因について自覚するように仕向けることと、叱った後の「許し」です。前者の例は次のようなものです。

・弟が食べるのが遅くて残っていたおやつを、兄が食べてしまった。そして弟が泣き出して、あなたがそこへやってきて事情を聞いたとします。弟「お兄ちゃんがお菓子をとった!」兄「ぼく食べてないもん」と答えます。兄がウソをついているなとわかりました。

ここで「なんでウソを言うの!」と叱らずに「お母さんは(お父さんは)仲良く食べて欲しかったな。」「足りなかったの?それならお母さんに言ってきて欲しかったな。」と望ましい行動を示して、自分から気付いて謝るきっかけをつくってあげるのが良いのです。

後者の「許し」は、明らかに叱られることを回避するために自覚してウソをついているような場合に、結局ばウソがばれて叱ったときに最後には「今度からはXXしようね。」と言って許してあげる、自分のことを突き放さず許して受け入れてくれるんだという癒しがあれば、トラウマになることはないそうです。

お受験と直接関係ありませんが、親の顔色を伺うような子供ではなく親子の信頼関係を築くことが子育ての第一歩です。叱り方に気をつけることで、きっと受験にもプラスに作用すると思います。
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