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早稲田実業初等部1次試験体験記

2001年に初めて行われた早稲田実業初等部の1次入試を体験しました。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

2001/11/1 早稲田実業初等部入試


 国分寺駅から徒歩数分の国分寺キャンパスにて1次試験が行われました。初の入学試験なのでどのような試験なのか分からずに臨みました。



 校門では受験票のチェックを受けます。不審者の進入を防ぐための当然の措置だと思います。その直前にテレビ局にインタビューされそうになりましたが断りました。


 小学校事務室入り口で再び受付を済ませると、真新しい校舎の教室が控え室になっていました。10~15人単位で1教室が割り当てられています。教室に入ると座席表があり受験番号の通りに座ります。5人が1列になっており、机の横に保護者用のパイプ椅子が用意されていました。


 席に着きゼッケンを着用し、受験票を名札入れに入れて首から下げます。これは試験要項に指示されていました。入試に夫婦揃って来られた家庭は少なかったです。付き添いで待つだけなので当然ですね。


 娘の控え室では15人中6人が欠席でした。事前に報道された応募倍率が16,7倍だったからか、ダブル出願して他の学校と天秤に掛けたて欠席を選択したのでしょう。6日まで試験なので毎日が同じ欠席率とは限りません。他の学校の入試が無い日は欠席は少ないでしょうし。


 10分前位に先生がいらしてご挨拶されました。中学で教えているので、小さい子を前に緊張していますとおっしゃってました。5人毎に引率の早大生?が付いて子供達を試験会場へ連れて行きました。その後は終わるまでひたすら待ちます。約1時間というお話でしたが、子供達が戻って来たのは1時間10分過ぎていました。初日の第一回なので余計に時間がかかったのかも知れません。


 終了して子供達が戻ってくる時に、はしゃぎ声が聞こえます。引率の学生達と仲良くなっているようで、廊下に渡してあるテープを悪戯したり、お兄さん、お姉さん達と話しながら歩いていたりしました。


 試験の内容を子供から聞きました。


      
  • 平均台を渡る。

  •   
  • ハンカチ落としをグループの子達とした。

  •   
  • お姉さんが絵本を2冊読んでくれた。(「おっとおとしもの」「三まいのおふだ」)

  •   
  • 絵を描いた。

  •   
  • 本を読んだ。

  •   
  • ペーパーはなし。

  •   
  • 描いた絵について先生から質問された。

ということで行動観察がメインの試験だったようです。ペーパーの練習ではどうしようもない試験で、慶応型の試験と同じでしょうか。これだと事前に十分な準備をしていなくても、「もしかして受かるかも」と思ってしまいます。元々倍率が凄いのでくじに当たるようなものですから。学校としては早稲田らしい生徒を選ぶのでしょう。パンフレットにあるように、個性があって創造性を持ち、表現力のある子供です。来年以降早稲田志望の方は、普段の生活から意識しされないと難しいと思われます。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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