特に「値下げはできません」と明記しているにもかかわらず依頼が来てしまい、困ってしまうケースがあるよう。このようなとき、出品者はどう対処すればいいのでしょうか。
「値下げ不可」と書いているのに……しつこい値下げ交渉にモヤッ
All About編集部は2024年8月5日~9月2日の間、メルカリの利用に関するアンケート調査を実施。メルカリを使っていて「購入者」にモヤッとしたことはあるか聞いたところ、値下げにまつわるエピソードが多数寄せられました。その中の一部を以下で紹介します。「値引きはいたしかねますと記載しているにも関わらずコチラの商品は値下げ可能でしょうか?とか値下げして頂けないでしょうか?というメッセージを送ってくる購入者にモヤッとします(40代男性/東京都)」
「プロフィール上に、値下げ不可能と明記しているのにもかかわらず、しつこく値下げ交渉をしてくる購入者に対してモヤッとした。こちらとしても、手数料や送料がかかるなか考えた上で値段設定をしているわけだから、空気を読んで欲しかった(20代女性/東京都)」
「値下げはしないと記載しているにも関わらず値下げを希望してくる購入者がいます。できませんと伝えると何度もしつこく『○○円なら絶対に買います』とこちらの話を聞かない方でした。こちらも値下げはしないと言い続けていたら諦めたようでした(40代女性/宮城県)」
対処法1. 「値下げはできません」とはっきり答える
値下げ交渉に応じられないなら、その旨をもう一度はっきり伝えるとよいと思います。そもそも「値下げ不可」と明記する背景には、値下げは受け付けられないし、このようなコメントのやりとりが面倒だという思いがあったのではないでしょうか。面倒な気持ちは分かりますが、返答しないとその後も同じ質問を繰り返されるかもしれません。トラブルに発展してしまうことのないよう、1回でやりとりを済ませるのがよいと思います。
対処法2. スルーする
商品説明やプロフィールに「値下げ不可」と明記しているなら、その確認を怠った購入希望者側に落ち度があるといえます。したがって、値下げの問い合わせをスルーするというのも対処法の1つです。ただ、コメント欄上では出品者が問い合わせを無視しているようにも見えてしまうため、他のユーザーが購入しづらくなってしまうかもしれません。
それを防ぐにはやはり「値下げはできない」と返答するか、プロフィール文などに「値下げ不可です。値下げについてコメントがあっても、回答しません」などと書いておくのもよいと思います。そうすれば他のユーザーも納得してくれるでしょう。
売り切りたいアイテムなら、値下げ交渉に応じるのもあり
もし商品を売り切りたい気持ちが強いなら、値下げして売ってしまったほうがよい場合もあります。「値下げできるか?」と聞くということは「値下げしてくれれば購入できる」のでしょうから、売るチャンスともいえます。せっかくの機会ですから、逃すのはもったいないです。特に人気が落ちてきているアイテムなどは、今後さらに需要が減っていきますから、売れるうちに売ったほうがよいと筆者は考えます。
もちろん、値下げ幅は考慮すべきです。「半額にしてください」という希望に応じるのは少し考えものでしょう。5%引き程度であればそれほど大幅な値下げではありませんから、応じる方向で調整してみてもよいかもしれません。
<調査概要>
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2024年8月5日~9月2日
調査対象:160人(男性:35、女性:120、その他:1、回答しない:4)
※アンケートの回答者コメントは原文ママです
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