Q:普通預金に預けっぱなしにするデメリットって何?
「普通預金に預けっぱなしにするデメリットは何でしょうか? 何かあった時のために、普通預金にお金をおいておきたいのですが……」(総資産900万円・43歳・主婦)
普通預金のみを利用していると言う人もいますが、普通預金は元本保証があるものの低金利の金融商品です。どのようなデメリットがあるのかを知った上で、必要な額だけを普通預金に入金しておくと良いですね
A:普通預金に預けっぱなしにしていると、金利上昇時に他の金融商品に比べて得られるリターンが少なくなる可能性大です
普通預金に預けっぱなしにしているデメリットにはどのようなことがあるのでしょうか?まず、普通預金のメリットについて考えてみましょう。普通預金は給与振り込み口座に指定できますし、公共料金やクレジットカードの決済口座として活用できるため便利です。金利そのものは高くないのですが、いつでも出し入れできることがメリットと言えるでしょう。
普通預金は金利が上がりにくい
決済口座として利用価値の高い普通預金なのですが、問題は金利が上がるスピードです。金利が上昇局面のときには、預貯金の金利も引き上げられることがほとんどなのですが、まずは融資関連の金利が上昇し、その後、預貯金関連の金利が上昇するという流れです。また、普通預金の場合、運用口座というよりも決済口座という位置づけが大きいため、金利はさほど上昇しません。
金利上昇局面では、他の金融商品の利率が上昇することは想定されますし、リスク性のある株式投資や投資信託等のリターンが大きくなることが予想されますので、普通預金のみに預けっぱなしにしていると、他の金融商品で運用したら得られるであろうリターンが得られなくなるデメリットが考えられるのです。
現在、総資産額900万円とのことですので、安心できる金額を普通預金に残し、まずは金利が高めのネットで預け入れをする定期預金や個人向け国債の購入などを検討しても良いでしょう。
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