今回は、富山県氷見市の東地域の13ある町内会の一つである北加納町内会が主催している「北加納いきいき100歳体操会」(以下「ラジオ体操会」と表記)に伺い、北加納町内会の大嶋会長にラジオ体操会の魅力についてお聞きしました。
北加納いきいき100歳体操会の活動は?
――ラジオ体操会はいつから始まりましたか?大嶋会長:2017年から始まりました。今では地域のシニアの方々の参加費無料の「通いの場」として定着しています。
――ラジオ体操会はどのくらいの頻度で開かれていますか?
大嶋会長:火曜日の10:00~11:00と土曜日の14:00~15:00の週に2回開いています。
メニューは「ラジオ体操1」「ラジオ体操2」「100歳体操」です。70~90代の約20人のシニアの方々が参加しており、憩いの場としても機能していますよ。
――ラジオ体操の魅力は何ですか?
大嶋会長:ラジオ体操は、音楽が聞こえてきたら、老若男女問わず、始められる気軽な体操です。シニアにとっては、体に負担をかけることなく、楽しく取り組めるのが魅力といえます。
――確かに、ラジオ体操は「3分でできる全身運動」として日本全国で定着している運動です。誰もができるという点では、ラジオ体操に勝るものはないといえますね。では、複数の人が1カ所に集まって一緒にラジオ体操をする「ラジオ体操会」を開く目的は何ですか?
大嶋会長:シニアが人と触れ合う場、人とのつながり・絆を築く場、地域の一員を自覚する場の提供をとおして「生きがい」を感じてもらうためです。
週に2回の「ラジオ体操会」は、シニアにとっての社交場、楽しみの場としての役割があります。 ●北加納町内会の大嶋会長からのお知らせ
氷見市の東地域の13ある町内会では、毎年夏に同市北大町にある比美乃江運動公園で参加費無料の合同ラジオ体操会を開催しています。
子どもからお年寄りまで幅広く参加できるイベントで、約300~400人がともに「ラジオ体操第1・2」の音声にあわせて体を動かします。
「北加納いきいき100歳体操会」の参加者の方の声
北加納いきいき100歳体操会の場では、シニアの方々の元気な声、明るい笑顔、温かい交流が生まれています。参加者の皆さんが「ラジオ体操会」について、どう感じているのか実際の声をご紹介します。
・「一緒に体操をして、健康で100歳を目指したい!」
・「週2回のラジオ体操会は、生きがいです」
・「ここで、みんなとおしゃべりするのは本当に楽しい」
・「行く場所があると心がウキウキワクワクします」
・「ラジオ体操会に参加するようになり、若返ったといわるようになった」
北加納いきいき100歳体操会のスローガンは「みんなが笑顔で交流できる楽しい地域」です。皆さんのコメントからは、体操会が参加者同士の交流が元気のもとになっていることを実感しました。
全国のラジオ体操実施会場について
もしシニアの方で「お金をかけずに健康を保ちたい」「気軽に人との交流を楽しめる場所があればいいな」と考えている人は、地域のラジオ体操会を探してみてはどうでしょう。ご興味のある方は、NPO法人全国ラジオ体操連盟のホームページにある「全国のラジオ体操会」にて地域のラジオ体操会実施会場を調べることができます。
【関連記事をチェック】
手軽に心と体が生き生き!知って納得、シニアにラジオ体操がおススメな理由