疲労回復法

朝から疲れを感じる時、チェックすべきNG習慣と改善ポイント

【カイロプラクティック理学士が解説】「起きた時から疲れている」「朝から疲れを感じる」という人は要注意。疲れがたまりやすく、取れにくい、NG習慣があるかもしれません。朝してはいけない生活習慣がないか、チェックしてみましょう。

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

朝の疲労感・起床時の疲れ

朝、起きた時から疲れを感じる……疲れを溜めない方法は?


「寝ても寝ても疲れる」「起きた時からすでに疲労感がある」という人は、要注意! 毎日のちょっとした生活習慣が、「疲れやすい体」「疲れが取れにくい体」を作っているかもしれません。今回は特に一日の始まりである「朝」にフォーカスして、朝に疲れやすい体を作る朝のNG習慣と、疲れを取るためのコツをご紹介します。
 

「疲れやすい体」「疲れが取れにくい体」になる朝のNG習慣

  • 時間ギリギリまで二度寝を繰り返し、慌てて起床する
  • 起きた時から肩こりなどがあっても、何もせずに朝の準備を始める
  • 時間や食欲がないことを理由に、朝食は食べない
  • あれもこれもと詰め込んで、1日の予定を立ててしまう
  • その日1日のことをあれこれ考えて、憂うつな気持ちになる
  • 玄関で選ぶ靴は見た目重視で、多少の歩きにくさは我慢する
  • 靴底のすり減りなどがあっても気にせず、とりあえず出かける
複数当てはまるという人は、「疲れやすい体」の原因になるNG生活習慣がついてしまっているかもしれません。できるところから改善していきましょう。
 

疲れにくい体を作る! 朝に取り入れたい生活習慣5つのポイント

1. 寝起きはゆっくりと体を目覚めさせる
体がちゃんと目覚めていない状態で、急に慌ただしく活動を始めると、体に高い負荷がかかり、朝から疲れを感じやすくなってしまいます。夜更かしの習慣がある人は、寝る時間も少しずつ改善を。朝はゆとりをもって支度ができるように起きた方が、疲れを感じにくくなります。

2. 朝はしっかり深呼吸をして、酸素を体内に取り込む
布団の中でもいいので、深呼吸を繰り返しながら、ゆっくりと伸びをする時間を作りましょう。しっかりと酸素を体内に取り込んで、筋肉にもほどよい刺激を与えることができます。

3. 胃にやさしい朝食から一日を始める
一日の元気のために、朝食は大切なエネルギー源。疲れている時は、胃の働きも低下していることがあるので、消化の良いものを摂りましょう。エネルギー不足による朝の疲労感が予防できます。

4. 朝から脳をフル回転させないよう、意識的に思考をゆるめる
朝から一日のことを心配しすぎたり、予定を立てすぎたりすると、脳疲労の要因になります。考えすぎは心身を緊張させてしまうので、意識的に思考を緩めることも大切です。

5. 朝の肩こりや靴の違和感は、無視せずに解決する
起床時の肩こりは、睡眠中に疲労を回復できていないサイン。軽いストレッチをしたり、その日は無理をしないように予定を立てるなど、回復のための工夫をしましょう。また、歩きにくい靴や、靴底がすり減った靴で活動すると、余計な筋力を使わなくてはならなくなり、疲れが溜まりやすくなります。自分に合ったものを選びましょう。

1日を通した疲労感を遠ざける習慣のポイントについて、さらに詳しく知りたい方は、「『何もしていないのに疲れる人』が変えるべき習慣」をあわせてご覧ください。
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