不用品の販売に慣れたら本格的に物販の副業を始めてみるという手も
フリマアプリは最も簡単に始められる副業
使わなくなった日用品、着なくなった洋服や靴など、家には不用品が沢山眠っているものです。でも自分にとっては不用品でも、誰かにとってはものすごく欲しいモノかもしれません。捨てるのは簡単ですが、ひと手間かけてフリマアプリなどで市場に出せば、販売者にはお金が、購入者には欲しいモノが手に入る、win-winの幸せな結果をもたらします。売れなければ捨てればいいので、誰にとっても簡単に始められる副業です。しかも、家にあるモノを売って得た収入については、課税されません(※)。確定申告もしなくてよいので気楽ですね。※生活に必要のない品物や、貴金属や宝石、書画、骨とうなどで1個または1組の価額が30万円を超えるものは課税対象
ちなみにフリマアプリには「メルカリ」「ラクマ」「ヤフオク!」「PayPayフリマ」などがあります。仕組みは近いですが販売手数料に差があったり、オークション形式で出品できるアプリもあったりするため、自分が使いやすいアプリで始めるとよいでしょう。地元限定で取引できる「ジモティー」も人気です。
ただし、簡単にできる半面、以下のデメリットがあります。
・コンスタントに稼ぐのは難しい
・収入は多くない
・相手があることなのでイヤな思いをすることもある
・梱包、発送が手間
これらのデメリットを少しでも減らすためにも、不用品活用をする際に心がけておきたいことをお伝えします。
フリマアプリで売る時に心がけておきたいこと
フリマアプリで不用品を売る時には、主に以下の5つのことを心がけておくとよいでしょう。①相場をチェックして売れる値段設定をする
出す商品と同じものを検索して、売れている金額を調べることが大切です。筆者は、相場があまりに安すぎる場合は出品を諦めることもあります。
②商品画像にはこだわる
商品を探す人の目に留まる1枚目は特にこだわりましょう。商品全体が写ってキレイに見える写真がおすすめです。さまざまな角度から撮り複数枚載せるのがコツ。傷などある場合は隠さずハッキリ載せましょう。
③商品説明は丁寧に書く
わかりやすく、探している人が求めている情報をすべて書きましょう。
④質問には迅速に対応する
探している人は早く手に入れたい人ばかり。返答がなければその商品は諦めて他の商品を買うでしょう。
⑤値下げ交渉には応じすぎない
メルカリなどで売っていると質問欄で値下げ交渉されることが多くあります。これ以上は下げたくないと感じたら、丁寧にお断りを。一方で交渉に応じれば確実に売れると判断した場合は、即決してもらうのもアリです。
そもそも、不用品活用だけではコンスタントに収入を得ることはかなり難しいと言えます。でも、仕入れが発生する物販ビジネスに自分が向いているか、楽しいと思えるかを知ることができるのが良いところ。フリマアプリへの出品で購入者とのやり取り、梱包発送などが楽しくできる人は、将来、もっと稼げる副業として、物販ビジネスを展開することも考えるとよいですね。
使っていない不動産を活用して稼ぐ
家に眠っている不用品は日用品だけではありません。戸建ての自宅に住んでいて、使わなくなった部屋や何年も足を踏み入れていない庭などありませんか? これらを活用してお金に換えることもできます。活用例をお伝えします。・使っていない庭をリフォームして駐車場にする
昔は家庭菜園などを子どもと楽しんでいたけれど、今はめっきり何もしていない……という空いている庭を駐車場にして活用する方法です。リフォームにかかる初期費用と利益の見込みを計算して、勝算がある場合に検討するとよいでしょう。
月極の場合は、近所の人や知り合いに直接貸したり、不動産会社に集客を依頼して契約先を見つけたりします。
時間貸しの場合は、貸出者と利用者のマッチングをする駐車場シェアリングサービスが手軽に始められて便利です。主なシェアリングサービスは「特P」「akippa」「タイムズのB」というもの。手数料やサポート体制などをチェックして選ぶとよいでしょう。
また、月極、時間貸しともに、駐車場の運営会社に土地ごと一括借り上げしてもらい、毎月賃料を受け取る方法もあります。
・使っていない部屋を民泊で貸す
今住んでいる自宅の空き部屋を民泊として活用することも可能です。民法において「家主居住型」の民泊として区分され、開業手続きさえすれば始められます。マンションやアパートの場合は、民泊が禁止されていない証明が必要ですので注意しましょう。必ず管理規約の確認を。
他にも、親が1人で住むには広すぎる実家から親を呼び寄せ、実家を人に貸し出す方法もありますが、不動産賃貸業ではかかるコストをどのくらいで回収できるかが鍵となります。エリアや物件の状況によっては、借り手が付かない可能性もあるため、もし検討する場合は専門家に相談の上きちんとキャッシュフローシミュレーションをすることが大切です。
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