人間関係

被扶養者からはずれて正社員になった私に「妻として出過ぎじゃないのか」とキレたモラハラ夫

第二子を妊娠中に発覚した夫の浮気。以来夫のことは全く信用していない。数々のモラハラ発言もあり、よきところで離婚するために、資格も取り正社員にもなった。あとは、どこで切り出し、思い知らせるかのみだ。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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浮気、モラハラ発言を繰り返す夫には……

浮気、モラハラ発言を繰り返す夫には……

努力をすれば絶対に報われるとは限らないが、努力をせずにすべてが思い通りになることはあり得ない。たとえば、5年前にピアノの練習を始めていたら、今はきっと2曲や3曲は弾けるはず。だが始めなかったら、今も弾けないのは当たり前。何か目標があるのなら、今、動き出さなければ5年後にはつながらないのだ。

勉強は大変だったけれど

就職した会社で3歳年上の彼と恋に落ち、妊娠を機に26歳で結婚、退職したマヤさん(45歳)。ふたり目の子を妊娠中、夫の浮気が発覚した。

「悔しいというより悲しかった。私はいい家庭、楽しい家庭を作りたくて頑張っているのに、夫はそうではなかったんだと思って……」

ただ、そのときは夫が「魔が差した」と平謝り。これからは家庭を大事にすると約束したので、マヤさんも水に流そうと決意した。ところが、決意とは裏腹に、夫への信頼感が戻らない、愛情が目減りしていくと実感した。

「1度でも浮気されたら、私はもう相手を信用できないタイプの人間なんだとわかりました。水に流せる人もいるんだろうけど、私には無理だと。でもそのときは2歳の子を抱えて、私自身は臨月。離婚をするとしても今ではないと感じましたね」

愛情が目減りしていく感覚とともに

まずは子どもを産み育てなければならない。夫のことはお金を運んできてくれて、子育てを手伝ってくれる人だと割り切った。ふたりの子を育てていくうちに、マヤさんはどんどん強くなっていった。

「自分でもわかるんです。夫にはごく普通に接しているし、大きな買い物をするときなどは夫を立てて相談するけど、いつも最終的には私の意見を通す。子どもの学校や塾選びなども、夫に相談という形をとるものの私の思いが通るようにプレゼンしてる(笑)。

夫はしょっちゅう、『きみは3~4年の社会人経験しかないから』『社会に疎いから』と言うんですが、どうせ私はバカだからねーと言いながら適当に受け流す。夫はそうだねと笑ってる。内心は悔しいけど、夫を気持ちよく生活させておけば、いざ何かあったときにもお金を出してくれる。そういう単純なところがあるので、夫の性格を利用しました」

そしてマヤさん自身は、いつか来る自立のときを目指して密かに勉強を重ねていた。

>いつでも離婚ができるようにはじめたこと
 
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