回答者プロフィール
回答者本人:37歳女性同居家族構成:本人、夫(38歳)、子(10歳)、子(4歳)
居住地:千葉県
職業:正社員
年収:450万円(世帯年収は不明)
現在の貯蓄額:預貯金600万円、リスク資産140万円
当時の状況
病気や怪我の種類:適応障害当時の年齢:29歳
当時の職業、年収:看護師、年収410万円
当時の世帯年収:800万円
当時の世帯金融資産:100万円
「1カ月の入院治療で約24万円の費用」
「29歳の時、適応障害に罹患しました」と教えてくれた投稿者の女性。「長時間労働、休日もないという雇用形態を経験したことでストレスを積み重ね、次第に眠れない、食欲がないという症状が出るようになりました。病院を受診すると心療内科を紹介され、そこで適応障害になっていると告げられました」と労働環境が原因だったと説明。
適応障害と診断されてからは、「1カ月間の入院治療を経験しました。その後は通院へとシフトチェンジを行い、現在も定期的に通院しています」とコメントされています。
入院や治療にかかった費用は「入院費約15万円、認知行動療法の費用6万円、薬剤費用2900円、院内給食費2万7000円。総額で23万9900円です」。また「現在も通院しているため、1か月あたり約5000円の費用がかかっています」と補足されています。
「新居を購入してまもなくの罹患。保険加入もなし」
当時の状況について、「かなり大きな不安を抱いていました。共働き世帯で新居を購入して間もない頃に発病しました。看護師として働ける状態ではなく、勤めていた病院を退職したことで、私の収入がなくなって金銭的に困窮することが明白だったのが理由です」と振り返る投稿者女性。当時の加入保険について、「当時は民間の保険に一切加入していなかったので、保険金を受け取ることはできませんでした」と保険からの給付金はゼロ。「ただ、失業保険として毎月約6800円を受給していました。掛け金は毎月、雇用保険という名目で300円引かれていました」と少しばかり失業保険が出たそうです。
そのため治療費などの支払いについては「当時の貯蓄を切り崩して入院・治療費を工面していました」とのこと。幸い「実家の両親も援助してくれたことで支払いに困ることはありませんでした」。
ただ金銭面以上に「まだ5歳だった長男の事が気がかりでした。実家から(私の)母が上京してくれて助かりましたが、母(私)としては幼い子のそばに居られなかったのが辛かったです」と当時の心境を語ります。
「金銭面の不安もあるが無理をしない働き方をみつける」
お仕事への影響については「入院してすぐには仕事を辞める決心がつかず、休職扱いにしてもらいました。しかし、適応障害を治すためには看護師の仕事から離れるようにと担当医にいわれ、退院後に正式に依願退職をしました」と回答。退職後は「夫が本業だけでなく、夜間にアルバイトをして金銭面の穴埋めをしてくれました。実家から上京してくれた母が家事と育児全般を担ってくれて、私は治療に専念することができました」と家族の協力で病気と向き合えたそう。
「退院後は2年間、仕事をせずに自宅療養に専念しました。その後、症状が好転したことで、今現在務めている会社に転職しました。資格を活かした専門職となり、週休2日制・定時帰宅でストレスを感じることが大幅に減りました」と無事に新しい職場で働くことができたようです。
また「医療従事者から会社員という全く異なった環境への転職ですが、このスタイルが私には合っています。収入に関しても看護師時代よりアップしており、トータルでみると満足できる結果となりました」ともコメント。
病気の経験から学んだことについては、「無理をしない働き方を見つけるということです。看護師という前職の場合、高い給与と医療従事者としての使命感を持てる職種でした。しかし私には荷が重すぎる職業で、その結果体調を崩したわけです。まずは自分に合った仕事を見つけて、無理しないで働くことが、豊かな人生を歩める」のだと実感された様子。
また「もしかしたら、また体調を崩すようなことがあるかもしれません。その際の医療費に困らないよう医療保険に入ることを決心」したとも書かれています。
最後に「病気や怪我はいつ・誰が罹患するかわかりません。その原因が現在の仕事に起因しているのであれば、少し休んでみて他に道がないのか探してみるのも手です。金銭面の不安よりも、健康第一という考えで生きることも大切です」とコメントを残されていました。
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