【正直不動産2】ドラマ全10話のあらすじからFPが考察！不動産トラブルを避けるポイントとは？

ブラックなイメージが拭えない不動産業界。大人気ドラマ「正直不動産」で描かれるような悪徳営業は本当にあるのでしょうか？

人気漫画をドラマ化！【正直不動産2】をFPが深堀り

就職、結婚、転勤……と私たちの人生に不動産取引はついてまわるもの。買うにしろ借りるにしろ、金額が大きいだけに慎重にならざるを得ません。

大きな買い物のわりに知識を得る機会がないし、不動産業者の言うことを信じていいのかもわからない……など不動産業界の問題に正面から切り込んだのが、漫画「正直不動産」です。

この人気漫画をNHKが笑って泣けてタメになるビジネスコメディードラマにしました。番組内で不動産用語の説明をしたり、うんちくや豆知識を披露したりしたこともウケ、ドラマ「正直不動産」もストーリーの面白さだけでなく勉強にもなる！と人気を博します。

2024年1月からはじまった「正直不動産2」も、シーズン1以上の高視聴率を叩き出しており、大河と並ぶようなNHKのヒットドラマとなっています。

このサイトでは、「正直不動産2」の内容をファイナンシャルプランナー（FP）がさらに深堀りし、「住宅業界のここだけは気をつけたいポイント」をあらすじとともに紹介しています。

見逃した人には再放送あり！NHKドラマ【正直不動産2】放送日

●ドラマ10『正直不動産2』
【原作】大谷アキラ（漫画）、夏原武（原案）、水野光博（脚本）
【脚本】根本ノンジ、清水匡、木滝りま

●放送日・再放送日
＜放送＞
NHK総合／毎週火曜／午後10時
NHKプレミアム4K／毎週火曜／午後10時

＜再放送＞
NHK総合／毎週金曜／午前0時35分（木曜深夜）
NHKプレミアム4K／翌週火曜／午後6時15分

NHK【正直不動産2】ホームページ

主演は山下智久さん！【正直不動産2】のキャスト一覧

●キャスト
【登坂不動産】
永瀬財地（山下智久）：営業マン、嘘をつけない体をもつ主人公
月下咲良（福原遥）：営業マン、カスタマーファースト命の永瀬の後輩
十影健人（板垣瑞生）：営業マン、Z世代の新入社員
大河真澄（長谷川忍（シソンヌ））：営業部長、永瀬の上司
登坂寿郎（草刈正雄）：社長、元大手不動産会社のエリート社員

【ミネルヴァ不動産】
神木涼真（ディーン・フジオカ）：営業マン、かつては永瀬の先輩
花澤涼子（倉科カナ）：営業部長、神木をライバル視するシングルマザー
鵤聖人（高橋克典）：社長、登坂不動産を逆恨みする悪徳実業家

【他】
桐山貴久（市原隼人）：不動産ブローカー、永瀬の親友
マダム（大地真央）：登坂不動産の太客、元ホステス
石田努（山﨑努）：和菓子職人、今は人気インフルエンサー

ドラマ「正直不動産」ってどんなストーリー？　

巧みな話術で登坂不動産の成績ナンバーワン長年を誇ってきた永瀬は、壊した祠（ほこら）のたたりにより突然嘘がつけない体に。「正直すぎる」がゆえに成績はガタ落ち。

しかし、カスタマーファースト命の後輩やZ世代の新入社員とともに、「正直すぎる」営業が次第に功を奏して、顧客の信頼を得て、成約を勝ち取っていく……というのがベースとなるストーリーです。

シーズン1では高額マンション購入や事故物件、欠陥住宅といった不動産業界の深い闇を暴くような問題が取り上げられましたが、シーズン2では”今タイムリーな不動産ネタ”として視聴者の身近にありそうなトピックが並んでいます。

それでは、「正直不動産2」の第1話から第10話までをFPがわかりやすく解説していますので、不動産取引で注意すべきリスクを確認していきましょう。

【正直不動産2 第1話のあらすじとFP考察】その営業マン、信用できる？

不動産営業マンの永瀬財地（山下智久）は、月下咲良（福原遥）と十影健人（板垣瑞生）とともにタワーマンションの購入を希望する3人家族を現地に案内する。

そこにかつて永瀬の師匠であり、現在はライバル不動産会社の社員である神木涼真（ディーン・フジオカ）が登場。永瀬が別案件の対応をしている隙に、神木は言葉巧みに営業をかけ、あっという間に成約を取り付けてしまう。しかし、購入を決めた夫の横には不安げな表情の妻と息子が……。（2024年1月9日放送「帰ってきた正直不動産」）

▼1月9日放送「帰ってきた正直不動産」のあらすじとFPによる考察の詳細はこちら
【正直不動産2 第1話のあらすじをFPが考察】不動産営業マンが勧めてくる物件は誰のため？　

【正直不動産2 第2話のあらすじとFP考察】重要事項の説明は受けた？

永瀬（山下智久）とその同僚の月下（福原遥）は、顧客が売却を希望する空き家の調査に訪れたが、その家には顧客の父と息子が現在も住んでいることが明らかになる。

永瀬が家族間での話し合いを求めると、怒った顧客は永瀬のかつての師匠でライバル不動産会社の神木（ディーン・フジオカ）に相談。神木は、現在住んでいる2人には家の所有権がないと主張し、不用品回収業者を使って家具などを勝手に家から運び出そうとするが……。（2024年1月16日放送「思いを伝える」）

▼1月16日放送「思いを伝える」のあらすじとFPによる考察の詳細はこちら
【正直不動産2 第2話のあらすじをFPが考察】不動産屋が説明したがらない？賃貸物件の意外なリスク

【正直不動産2 第3話のあらすじとFP考察】その物件、いくらで売るのが妥当？

狭小住宅、いわゆるペンシルハウス（鉛筆のように細長い家）に住むある夫妻は、マイホームの売却を希望している。一人娘のためにピアノを置ける広い家に引っ越したいのである。

狭小住宅の手狭感や風通し、日当たりの悪さもあって、登坂不動産の永瀬（山下智久）の後輩で担当の月下（福原遥）は買い手を見つけられずに苦戦する。一方、ライバル会社であるミネルヴァ不動産の花澤涼子（倉科カナ）も同じ物件を担当することになり……。（2024年1月23日放送「もしもピアノが置けたなら」）

▼1月23日放送「もしもピアノが置けたなら」のあらすじとFPによる考察の詳細はこちら
【正直不動産2 第3話のあらすじをFPが考察】ミネルヴァ不動産は「買い叩きすぎ」は本当？

【正直不動産2 第4話のあらすじとFP考察】部屋を借りる際の賃貸保証契約とは？

登坂不動産の新入社員・十影（板垣瑞生）に初成約のチャンスが到来する。しかし、客は過去にカード事故を起こしており、これが原因で賃貸保証会社の審査が通らない。

その賃貸物件にどうしても住みたいという客の強い思いを知った永瀬（山下智久）と月下（福原遥）は、マンションのオーナーに再検討してもらうよう説得するが……。（2024年1月30日放送「信用って何だ？」）

▼1月30日放送「信用って何だ？」のあらすじとFPによる考察の詳細はこちら
【正直不動産2 第4話のあらすじをFPが考察】賃貸保証契約は実は入居者に不公平？

【正直不動産2 第5話のあらすじとFP考察】住宅ローンの金利、あなたに合ってる？

登坂不動産の永瀬（山下智久）は中学時代の同級生からマンションの購入に関する相談を受ける。

友人のために全力を尽くす永瀬の一方で、ライバル会社であるミネルヴァ不動産の神木（ディーン・フジオカ）は、この同級生の夫にフラット35の「裏技」とやらを教えて、結果的には破滅への道に……。（2024年2月6日放送「善意の代償」）

▼2月6日放送「善意の代償」のあらすじとFPによる考察の詳細はこちら
【正直不動産2 第5話のあらすじをFPが考察】資金計画の提案の仕方で不動産屋の「正直度」がわかる？

【正直不動産2 第6話のあらすじとFP考察】家賃を滞納したらどうなる？

登坂不動産の月下（福原遥）は、3カ月も家賃を滞納している劇団員の女性から相談を受ける。劇団員は親に迷惑をかけられないという思いから、保証人である親に家賃を肩代わりしてもらうことなく自力で解決しようとしており、演劇活動とアルバイトの両立に苦労していた。

夢を追う劇団員を応援したい月下は、大家の猪口（梅沢富美男）に家賃の支払いを待ってほしい旨を伝えるが断られてしまう。もはや打つ手もない絶体絶命のタイミングで、Z世代の新入社員・十影（板垣瑞生）の思わぬ「タムパ」（タイムパフォーマンス）の一言が事態を動かすことになる……。（2024年2月13日放送「春よ来い」）

▼2月13日放送「春よ来い」のあらすじとFPによる考察の詳細はこちら
【正直不動産2 第6話のあらすじをFPが考察】不動産営業マンによって諸費用が変わる？

【正直不動産2 第7話のあらすじとFP考察】売買契約を結ぶ際の注意点とは？

登坂不動産の永瀬（山下智久）は光友銀行の融資担当、美波（泉里香）から恋人のふりをしてほしいと頼まれる。秋田の祖母から見合いを勧められ、つい嘘をついてしまったという。

それからほどなくして、永瀬と月下（福原遥）のもとにタワマンを購入したいという高齢の女性客が訪れる。予算的に購入は難しいこと伝えると、その女性は神木（ディーン・フジオカ）のいるミネルヴァ不動産へいき契約を交わしてしまう。実は、この高齢女性こそが美波の祖母だったのだが……。（2024年2月20日放映「禁断の果実」）

▼2月20日放送「禁断の果実」のあらすじとFPによる考察の詳細はこちら
【正直不動産2 第7話のあらすじをFPが考察】違法行為の「契約の誘引」は実際にあるの？

【正直不動産2 第8話のあらすじとFP考察】不動産投資は慎重に……

ミネルヴァ不動産の神木（ディーン・フジオカ）に紹介されたという客が、登坂不動産の永瀬（山下智久）の前に現れる。不動産投資に失敗したこの客は、損を取り返すべく、新たな投資物件を神木から勧められていたが、割高な価格ゆえ契約をためらっていた。神木が「正直者で有名」な永瀬の意見を聞いてみるよう客にアドバイスしたという。

一方、永瀬の同僚の黒須（松田悟志）のもとにも不動産投資に失敗した別の客が訪れる。完全出来高制のフルコミッション契約で働く黒須は成約に走るが、実はどちらも神木が仕掛けたワナだった……。 （2024年2月27日放映「無限ループ地獄」）

▼2月27日放送「無限ループ地獄」のあらすじとFPによる考察の詳細はこちら
【正直不動産2 第8話のあらすじをFPが考察】あなたの顧客情報は大丈夫？
 

【正直不動産2 第9話のあらすじとFP考察】賃貸経営方法サブリースのデメリットは？

営業成績ナンバーワンに執着するミネルヴァ不動産の神木（ディーン・フジオカ）は、サブリース契約を結んでいるオーナー達へ家賃の減額を申し入れる。提案に応じず解約しようとするオーナー達から、違約金を巻き上げ、違法スレスレのやり方で利益を得よう画策していた。

登坂不動産の永瀬（山下智久）はミネルヴァ不動産とサブリース契約を結んでいるオーナー達から相談を受け、街や入居者を守るためにも、ミネルヴァ不動産に対して集団訴訟を起こすことを提案するのだが……。（2024年3月5日放送「神木という男」）

▼3月5日放送「神木という男」のあらすじとFPによる考察の詳細はこちら
【正直不動産2 第9話のあらすじをFPが考察】サブリース契約は危ない？

【正直不動産2 第10話のあらすじとFP考察】物件購入後は速やかに所有権の移転登記を！

6年越しの大規模プロジェクト成立が目前にせまり、上機嫌の登坂不動産の永瀬（山下智久）。しかし、地権者の一人が突然、遊休農地の売買契約を解除すると言いだした。情報を聞きつけたミネルヴァ不動産の神木（ディーン・フジオカ）が、裏で妨害工作をしていたのだ。

永瀬や月下（福原遥）ら登坂不動産の社員は、このプロジェクトが頓挫すると会社の未来がないことを確信し、一致団結してプロジェクトを成立させるべく動き出すのだが……。（2024年3月12日放送「正直不動産よ、永遠に」最終回）

▼3月12日放送「正直不動産よ、永遠に」のあらすじとFPによる考察の詳細はこちら
【正直不動産2 第10話のあらすじをFPが考察】登記しないと大変なことになる