函館の観光・旅行/函館の観光スポット

函館観光のモデルコース~半日&1日で満喫したい!

元町エリアやベイエリアなど函館の観光スポット、半日&1日で函館を満喫できるおすすめモデルコースを紹介します。そのほか、スポットの近くのおすすめグルメもピックアップ。

執筆者:小西 由稀

半日&1日で楽しむ函館観光のモデルコース

函館山から望む函館市街

函館山から望む函館市街

ちょっとしか函館にいられない人、丸1日観光できる人、それぞれのおすすめモデルコースをご案内します。

1日コース
はこだて自由市場→五稜郭公園→立待岬→ベイエリア→元町公園エリア→教会群を散策→函館山

半日コース
はこだて自由市場→元町公園エリア→教会群を散策→ベイエリア

 

1日函館観光のモデルコース

1日中函館観光を楽しむ場合のおすすめコースをご紹介します。

■函館観光1日コース
はこだて自由市場五稜郭公園立待岬ベイエリア元町公園エリア教会群を散策函館山

はこだて自由市場

はこだて自由市場の食堂「市場亭」の海鮮丼。■市場亭/営業時間:7:00~16:00(品切れの場合は早期閉店あり)/定休日:日曜日、年末年始(自由市場の営業日に準ずる)/アクセス:市電「新川町」電停下車徒歩1分

はこだて自由市場の食堂「市場亭」の海鮮丼。
営業時間:7:00~16:00(品切れの場合は早期閉店あり)/定休日:日曜日、年末年始(自由市場の営業日に準ずる)/アクセス:市電「新川町」電停下車徒歩1分


函館では、ホテルの朝食をパスして、市場での朝ごはんがおすすめです。有名なところでは、食堂も店舗も充実した函館朝市がありますが、今回は「はこだて自由市場」をおすすめします。

はこだて自由市場は小ぢんまりした市場ですが、市内の料理人御用達の品質確かな市場。朝食は場内の「市場亭」へ。刺身定食や丼ものは注文が入ってから、場内の鮮魚店から魚介類を仕入れるんですよ。鮮度はもちろん、種類も豊富。何より安心感があります。価格も良心的!

食後は場内をチェックして、お土産選びを。鮮魚や干物、ジャガイモやアスパラなど、約60軒が並んでいます。また、宅配便のヤマトグローバルエキスプレスがあるのでクール便も航空便もお任せです。
はこだて自由市場

はこだて自由市場
住所:函館市新川町1-2/営業時間:6:00~17:30頃 店舗により異なります/定休日:日曜/アクセス:市電 「新川町」電停 下車 徒歩1分



五稜郭公園・五稜郭タワー

五稜郭公園の五稜郭タワーと桜。五稜郭公園は桜の名所としても有名です。

五稜郭公園の五稜郭タワーと桜。五稜郭公園は桜の名所としても有名です。
五稜郭公園
所在地:函館市五稜郭町44/開園時間:郭内入場 4月~10月は 5:00~19:00、11月~3月は 5:00~18:00/公園内無料/アクセス:市電 「五稜郭公園前」電停 下車 徒歩15分※JR五稜郭駅より、JR函館駅から市電・バスのご利用が便利

戊辰戦争終結の地としても有名な五稜郭は、「五稜郭公園」として整備されています。「五稜郭タワー」の展望台は360度のガラス張り。眼下に星型の城郭を見ることができ、函館山や中心街なども一望できますよ。
五稜郭タワーから望む五稜郭

五稜郭タワーから望む五稜郭
五稜郭タワー
所在地:函館市五稜郭町43-9/営業時間:4月21日~10月20日:8:00~19:00、10月21日~4月20日:9:00~18:00(イベント開催時は19:00まで)/定休日:無休/料金:大人900円、中高生680円、小学生450円(団体割引あり)五稜星の夢イルミネーション期間中、17:00以降は夜間特別料金設定あり。大人810円、中高校生610円、小学生410円/アクセス:市電 「五稜郭公園前」電停 下車 徒歩13分


■時間に余裕があればぜひ食べたい函館の塩ラーメン
函館の塩ラーメン。透明なスープが特徴です。

函館の塩ラーメン。透明なスープが特徴です。

函館を代表する食のひとつ、透明感のある塩味のスープが特徴の函館塩ラーメン。昔ながらの塩ラーメンのおすすめは、「星龍軒」と「来々軒」。特に来々軒は昭和10年の創業の食堂で、とにかく店内がレトロ。それだけでも時間がタイムスリップしたような感じ。期待を裏切らないさっぱり味のラーメンです。
※編集部追記:星龍軒、来々軒共に2018年8月現在、閉店しております。

 

五稜郭近辺だけでなく、函館市内にはいたるところに塩ラーメンが食べられるお店があります。
【参考サイト】昔ながらのすっきり味、函館の塩ラーメン【函館市公式観光情報】


立待岬(たちまちみさき)

立待岬の石碑と西方向の海岸

立待岬の石碑と西方向の海岸
立待岬(たちまちみさき)
所在地:函館市住吉町/アクセス:市電 「谷地頭」電停 下車 徒歩20分


せっかくの港町なので、潮風に当たりに「立待岬」まで行ってみましょう。電停「谷地頭」から歩いて20分とかかりますが、岬へ向かう途中に、函館と縁が深い石川啄木一族の墓、与謝野寛・晶子歌碑があります。
市営の温泉「函館市営谷地頭温泉」でゆっくりするのもいいかも。
谷地頭温泉外観

谷地頭温泉(やちがしらおんせん)
所在地:函館市谷地頭町20-7/Tel:0138-22-8371/営業時間:温泉 6:00~22:00(21:00受付終了)土日祝11:00~20:00(LO19:45)/定休日:第2火曜日(第4火曜日は不定休)/料金:大人420円、子供(6歳以上12歳未満)140円、幼児(3歳以上から6歳未満)70円、乳幼児(3歳未満)無料/アクセス:市電 「谷地頭」電停 下車 徒歩5分/駐車場:無料駐車場あり


■時間に余裕があれば訪れたい和カフェ「ひし伊」
茶房ひし伊のWEBサイト

茶房ひし伊
所在地:函館市宝来町9-4/Tel:0138-27-3300/営業時間:10:00~18:00/定休日:無休/アクセス:市電 「宝来町」電停 下車 徒歩2分/喫煙:不可

啄木ゆかりのスポットが多い函館。電停・宝来町から近い「茶房 ひし伊」は、啄木の妻が着物を質入れに来ていたという石造りの質蔵を利用した和カフェ。レトロな雰囲気の中、クリームあんみつ、ワッフルなどのスイーツをどうぞ。


ベイエリア

二十間坂。ここを下るとベイエリアへ。

二十間坂。ここを下るとベイエリアへ。

二十間坂を下り、市電通りから1本海側へ入ると「ベイエリア」に。赤レンガを利用したショッピングモールが立ち並ぶ雰囲気のあるエリア。かわいいグッズが多い「金森赤レンガ倉庫」や「はこだて明治館」で、旅の思い出に自分へのお土産を探してみては?
北島三郎記念館」では、宝船の上で「まつり」を熱唱するサブちゃん人形と映像のクロスが迫力満点。

■金森赤レンガ倉庫。赤レンガを利用した商業施設が立ち並ぶベイエリア

赤レンガを利用した商業施設が立ち並ぶベイエリア
>金森赤レンガ倉庫
所在地:函館市末広町14-12/Tel:0138-27-5530/営業時間:9:30~19:00(施設・季節によって異なります)/休業日:無休/料金:無料/アクセス:市電 「十字街」電停 下車 徒歩5分/駐車場:あり

旧函館郵便局 はこだて明治館

旧函館郵便局はこだて明治館
所在地:函館市豊川町11-17/Tel:0138-27-7070/開館時間:平日9:30~18:00、土日祝9:00~18:00/休館日:無休/アクセス:市電 「十字街」電停 下車 徒歩5分


■時間に余裕があれば味わいたい函館グルメ

地元で人気の定番メニューといえば、「ハセガワストア」のやきとり弁当、「ラッキーピエロ」のチャイニーズチキンバーガー、「カルフォルニアベイビー」のシスコライス! 海産物はもちろんですが、函館に来たらこのメニューもはずせません。ベイエリアにはこの3軒が揃っているので、ぜひチェックを!


元町公園エリア

元町公園エリアにある『基坂(もといざか)』

元町公園エリアにある『基坂(もといざか)』

元町公園エリアには、旧函館区公会堂や函館市旧イギリス領事館が

元町公園エリアには、旧函館区公会堂や函館市旧イギリス領事館が

電停「末広町」で降りて、「基坂」を登っていくと正面に見えるのが「旧函館区公会堂」。明治時代に建てられた、ブルーとイエローの色調が印象的な国の重要文化財。西洋の意匠が凝らされた建物の内外は必見です。バルコニーから眺める港の風景も爽快! 周辺には観光案内所を兼ねた「函館市写真歴史館」や「元町公園」、基坂の途中にはバラが美しい庭園やアフタヌーンティを楽しめる「函館市旧イギリス領事館」も。

旧函館公会堂

旧函館公会堂
所在地:函館市元町11-13/開館時間:9:00~19:00/休館日:無休(季節により異なります)/入場料:大人300円~/アクセス:市電「末広町」電停 下車/函館市旧イギリス領事館・函館市北方民族資料館・函館市文学館の共通入館券もあります。利用施設数で料金が異なります。

函館 元町公園

函館元町公園
所在地:函館市元町12-18/アクセス:市電「末広町駅」電停 下車

函館市旧イギリス領事館と函館山遠望

函館市旧イギリス領事館と函館山遠望
函館市旧イギリス領事館
所在地:函館市元町33-14/開館時間:4月~10月 9:00~19:00、11月~3月9:00~17:00/休館日:年末年始/入館料:大人300円~/アクセス:電停「末広町駅」下車/函館市旧イギリス領事館・函館市北方民族資料館・函館市文学館の共通入館券もあります。利用施設数で料金が異なります。

■時間に余裕があれば散策したい外国人墓地までの観光スポット

旧函館区公会堂からは15分くらい歩きますが、お天気が良ければ、ぜひカフェテリア「モーリエ」へ。「外国人墓地」を通り抜けてたどりつく不思議な立地ですが、目の前に開ける海の眺めが最高です。焼きピロシキやロシアンティーでひと休みしてはいかが?

ここに行く途中には、江戸時代に創建され、山門の彫刻が見事な「高龍寺」、外観は見学自由な「旧ロシア領事館」などがあります。

山門と高龍寺

高龍寺
所在地:函館市船見町21-11/開門時間:6:00~16:30 ※本堂に入れるのは、9:00~16:00/入場料:無料/アクセス:「高龍寺前」バス停 下車 徒歩1分

旧ロシア領事館

旧ロシア領事館
所在地:函館市船見町17-3/外観のみ見学可/アクセス:「幸坂」バス停 下車 徒歩8分

外国人墓地

外国人墓地
所在地:函館市船見町23/アクセス:市電 「函館どつく前」電停 下車 徒歩15分

 

カフェモーリエはこの外国人墓地の側にある
カフェモーリエ
所在地:函館市船見町23-1/営業時間:11:00~18:00(LO17:00)/定休日:月曜日、不定休あり。年末、1~2月休業/アクセス:高龍寺前バス停 下車 徒歩7分


教会群を散策

教会や西洋建築が多い元町エリア。夕方からはハリストス正教会や函館聖ヨハネ教会などがライトアップされる

教会や西洋建築が多い元町エリア。夕方からはハリストス正教会や函館聖ヨハネ教会などがライトアップされる

 

函館市旧公会堂から5~6分も歩くと、教会群が立ち並ぶエリアに。ロシアビザンチン様式の聖堂「ハリストス正教会」、どの角度から見ても十字架が見える「函館聖ヨハネ教会」、重厚なゴシック様式の「カトリック元町教会」(教会行事以外は内部見学可能)は、それぞれの建築様式が美しく見応えがあります。また、大正時代に日本初のコンクリートで造られた寺院「東本願寺函館別院」もすぐ近くに。洋と和が混在した独特の時間と空間を紡いでいます。

 
ハリストス正教会と雪景色

ハリストス正教会と雪景色
ハリストス教会
所在地:函館市元町3-13/拝観時間:月~金 10:00~17:00、土 10:00~16:00、日 13:00~16:00/休館日:12月26日~3月15日(成人式、さっぽろ雪まつり期間を除く)/拝観献金:200円/アクセス:市電 「十字街」電停 下車 徒歩15分/教会行事・埋葬式などの都合により拝観できない場合があります。

函館聖ヨハネ教会外観

函館聖ヨハネ教会
所在地:函館市元町3-23/アクセス:市電 「十字街」電停 下車 徒歩15分

カトリック元町教会と大三坂

カトリック元町教会と大三坂
カトリック元町教会
所在地:函館市元町15-30/開館時間:10:00~16:00(日曜日の午前中、礼拝時を除く)/休館日:年末年始12月30日~1月5日、聖堂使用時/アクセス:市電 「十字街」電停 下車 徒歩10分

山門から望む東本願寺函館別院

山門から望む東本願寺函館別院
東本願寺函館別院
所在地:函館市元町16-15/Tel:0138-22-0134/開館時間:7:00~17:00/アクセス:市電 「十字街」電停 下車 徒歩8分

 

聖ヨハネ教会の隣にある「ギャラリー村岡」、素敵な作品を展示しているおすすめのギャラリー。企画展の内容はHP内のご主人のブログで紹介されています。また、こちらのご主人は元町の建築物にも造詣が深い方。時間があれば、そのお話も聞かせてくれますよ。

元町エリアは坂道ばかりですが、ぜひもうひと踏ん張りして登ってほしいのが、ハリストス正教会と聖ヨハネ教会の間にある「チャチャ登り」という細い坂。ひとつ高いところから教会群と海を見渡せ、気分爽快です!

 
チャチャ登り

チャチャ登り
所在地:函館市元町/アクセス:市電 「十字街」電停 下車 徒歩10分


坂といえば、撮影でよく使われる「八幡坂」、道幅36mの「二十間坂」からの眺めも、歩き疲れが吹き飛びますよ。
八幡坂と摩周丸遠望

八幡坂と摩周丸遠望
八幡坂(はちまんざか)
所在地:函館市末広町/アクセス:市電 「末広町」電停 下車 徒歩1分

二十間坂

二十間坂
所在地:函館市末広町/アクセス:市電 「十字街」電停 下車 徒歩5分


函館山(はこだてやま)

ウエストをきゅっと絞ったような、扇型の地形が独特な函館山からの夜景

ウエストをきゅっと絞ったような、扇型の地形が独特な函館山からの夜景
函館ロープウェイ
所在地:函館市元町19-7/Tel:0138-23-3105(総合案内)/営業時間:10:00~22:00(10/16~4/24は21:00まで)/定休日:荒天時は運転見合わせ。10月中旬頃より法定定期検査のため運休あり/料金:大人往復1280円、小人往復640円/アクセス:市電 「十字街」電停 下車 徒歩10分


一日の締めくくりは、函館山へ。ロープウェイで登れば、世界三大夜景と呼ばれる美しい夜景を一望できます。個人的におすすめしたい時間帯は、夕暮れから夜にかけて。山頂展望台にはレストランもあります。

続いて半日で函館観光を楽しむおすすめコースをご紹介します。
 
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