暮らしのお金

Yahoo!ファイナンスの”中の人”がやっている「お金を増やす」習慣! 6歳娘と一緒に楽しむ買い物術とは

物価高が続き、家計にも大きな影響が出ています。生活費を切り詰めるのには限界も……。そこで今回は「Yahoo!ファイナンス」の“中の人”、今成麻美可さんにインタビュー。一児の母でもある今成さんが取り組んでいる、「お金を生み出す工夫」について聞きました。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

「Yahoo!ファイナンス」の責任者にインタビュー。普段から実践しているという「お金を生み出す工夫」とは?

「Yahoo!ファイナンス」の責任者にインタビュー。普段から実践しているという「お金を生み出す工夫」とは?

近年の物価上昇により、節約を意識する人も少なくありません。ただ、節約といっても生活費を切り詰めるのには限度がありますから、「みんなどう対処しているの?」と気になる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、金融情報サービス「Yahoo!ファイナンス」の責任者を務める今成麻美可さんにインタビュー。日常生活で実践しているという“お金を生み出すための工夫“を教えてもらいました。聞き手は「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえです。
 

支出を減らすには限界も…お金を「増やす」ためにできることは?

All About「フリマアプリ・ネットオークションガイド」の川崎さちえ

All About「フリマアプリ・ネットオークションガイド」の川崎さちえ

川崎:昨年は物価上昇がかなり話題になりました。現在(2024年1月)も高止まりしている印象ですが、今成さんは物価高をどう感じていますか?

今成麻美可さん(以下、今成さん):食品や日用品がどんどん値上がりしていますよね。スーパーに行くたびに「ああ、また高くなったな」と感じます。

川崎:節約を意識している人はたくさんいると思いますが、食費を削ったり生活費を抑えたりするにも限度がありますよね。対処法の1つとして、私は「メルカリ」や「Yahoo!フリマ」などのフリマアプリで不用品を売ってお金を生み出すことに可能性を感じているのですが、今成さんはいかがでしょう。そもそもフリマアプリなどは使っていますか?

今成さん:はい! 活用していますよ。6歳の娘がいるので、サイズアウトした洋服をどんどん出品しています。あとは、私が読み終わったビジネス書も、山積みにならないようすぐに売っていますね。新しければそこまで割安にならずに売れるので、出品するタイミングは重視しているかもしれません。

川崎:フリマアプリを駆使する人になると、フリマアプリで本を買って、読み終わったらまた同じサービスで売りに出す、なんて使い方も。フリマアプリを「大きな図書館」のように考えて、みんなでシェアするようなイメージですね。

また、よく驚かれますが「使いかけのメイク用品」も売れます。色や使用感を試したいというニーズがあり、実は多くのユーザーに受け入れられているアイテムなんです。

「うちには出品できる物がない」という声も聞くけれど…

川崎:「フリマアプリで売る物がない」と言う人もいますが、家の中を見ると眠っている不用品は多いものです。「メルカリ」が公表している資料によると、国民一人あたりの“かくれ資産(※)”は平均で約53.2万円にもなるそうです。これだけの金額を見せられると「頑張って不用品を探して売ってみよう」という気持ちにもなりそうですよね。
メルカリが試算した「かくれ資産」は国民一人あたり約53.2万円(出典:「メルカリ」のプレスリリース)

メルカリが試算した「かくれ資産」は国民一人あたり約53.2万円(出典:「メルカリ」のプレスリリース)

物を売ってお金を得ることもできるフリマアプリですが、中古品などを安く買うことができるのも大きな魅力です。今成さんは、フリマアプリで買うこともありますか?

今成さん:娘が「リカちゃん」が好きなので、着せ替え用の洋服を買っています。市販の物よりも安くて、1着500円ほどで買えることも。ハンドメイドで一点物なので、他の子が持っている洋服と被らないのが、娘もうれしいみたいです。ハンドメイドの洋服が買えるのはフリマアプリだからこそかもしれませんね。

※1年以上使用しておらず、理由なく家庭内に保管しているモノを不要品とし、不要品保管数量調査および「メルカリ」の平均取引価格により不要品を金額換算した数値(「メルカリ」のプレスリリースより)。
 

6歳娘とのルールは「おもちゃを買うなら売ってから」

川崎:購入する場合、何かルールはありますか?
金融情報サービス「Yahoo!ファイナンス」の責任者を務める、今成麻美可さん

金融情報サービス「Yahoo!ファイナンス」の責任者を務める、今成麻美可さん

今成さん:私は物を増やしたくない性格なので、使わなくなった物を処分するか、売ってからそのお金で買うようにしています。「手放さないと買わない」というスタンスですね。娘の物を買う場合でも同じです。

川崎:娘さんは自分のおもちゃなどを売るのを嫌がりませんか?

今成さん:娘が小さい頃からそうやってきたからか、今のところ嫌とは言わないですね。むしろ、売ることを考えて「きれいに使おう」と言っています。

川崎:「売ることを前提に物を使う」のは、フリマアプリユーザーの特徴の1つでもあります。物を所有するというよりは、レンタル感覚で使うんですね。特にZ世代は、新しいファッションをどんどん取り入れたいからか、物を手放すサイクルが早くなっているようです。しかも、フリマアプリでいくらで売れるのかを調べた上で買うそうですよ。

今成さん:物の消費の仕方が大きく変わってきているのだと感じますね。川崎さんは、フリマアプリで買うこともありますか?

川崎:私の場合、何か欲しいなと思ったらまずはフリマアプリで探します。本も買いますし、化粧品や食品も買います。食品は農家さんが直接販売していることも多くて、最近では皮に傷がある、サイズが不揃いのりんごを農家さんから買いました。

あと、年末にはカニも。これも“訳あり”だったので、2kgで1万3000円ほどでした。フリマアプリによってはクーポンが発行されることもありますから、それを適用して買うとさらに安くなりますね。
 

フリマアプリで「春にかけて売れる商品」は?

今成さん:フリマアプリにはいろいろな物が出品されていますが、売れ筋商品はあるのでしょうか?

川崎:フリマアプリでの売れ行きには季節が影響してきます。1月、2月は、受験シーズンが終わるので、参考書や赤本が売買されるようです。私にも大学生の子どもがいますが、昨年受験が終わってから赤本を売りましたよ。

他には、春に向けてランニング系のスポーツ用品も取引が盛んになってきます。卒業や入学準備が始まるタイミングでは、フォーマルスーツや入園・入学グッズですね。ネームシールや通園用のバッグなど、ハンドメイドの商品も人気のようです。

季節ごとのトレンドがあるので、リアルな店舗で何が並んでいるのかなどを見ると分かると思いますよ。

ちなみに、商品が売れたときにかかる「販売手数料」はフリマアプリによって異なるのですが、「Yahoo!フリマ」なら3月末まで5000円以下の商品の販売手数料が無料になると聞きました(LINEヤフーのプレスリリースより)。こうしたおトクなキャンペーンが開催されるタイミングで不用品を売るというのも、お金を増やす工夫のひとつではないでしょうか。



一児の母でもある今成さんに、フリマアプリでお金を生み出す方法についてお聞きしました。お子さんのおもちゃを買う場合には何かを売ってから。そういう考えをお持ちで、しかもお子さんも理解していますから、参考にしたいですね。

Yahoo!ファイナンスとは……
LINEヤフーが提供する、日本最大級の金融情報サービス。これから投資を始める人から投資経験者にまで、資産形成に役立つ多彩なコンテンツを届けています。

続いては、2024年1月1日から始まった「新NISA」について。投資に興味はあるけれど、家計への負担が心配で始めにくい……という人もいるのでは? 無理なく投資を始めるためのアイデアを、今成さんに教えてもらいました。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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