3位:『バービー』
バービー人形(マーゴット・ロビー)を通して、男女それぞれの生き方を問うグレタ・ガーウィグ監督作。ピンクがいっぱいのかわいいバービーの世界観を大事にしつつ、現代の問題を物語の中に織り交ぜたガーウィグ監督の演出が見事。楽しませ、笑わせながらも、社会性があり、考えさせられる作品に。
マーゴットはもちろん、ボーイフレンドのケンを演じたライアン・ゴズリングも魅力的。美術や衣装などヴィジュアルも完璧です。
2位:『AIR/エア』
マイケル・ジョーダンがナイキと契約を結び、伝説のシューズ「エア ジョーダン」が誕生するまでを描いたベン・アフレック監督作。ジョーダンがナイキと契約をする結末が分かっていても、そこに至るまでのドラマが濃厚、かつスリリング! 何より新人選手のジョーダンに社運を賭けた男たちの情熱が素晴らしくて。
仕事で何かを成し遂げることの難しさと乗り越える強さをエンタメとして描いたアフレック監督の演出が最高! 「自分も頑張ろう」と勇気と元気をくれる名作です。
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