「ブラウン」は2023年秋冬のトレンドカラー！ イエベ、ブルべ…パーソナルカラー別に似合う色を解説

秋冬らしいこっくりとした「ブラウン」は、2023年秋冬も外せない定番色として注目されています。エルメス、ミュウミュウなどの2023年秋冬コレクションでは、ウール、レザー、スエードなどの素材を組み合わせた、ワントーンコーデが見られました。  

リラックス効果あり！ 「ブラウン」のイメージ

白・黒・グレーのモノトーンはクールなイメージがありますが、ブラウンやベージュなどのアースカラーは暖かみがあります。オレンジと黒を混ぜるとブラウンになるように、ブラウンは暖色系に分類されますが、赤やオレンジのような興奮作用はなく、寒色系の青や紫と同じようなリラックス効果をもたらします。ブラウンの一般的なイメージをあげてみましょう。

• 大地の色：土は茶色っぽいので、テラコッタ（赤土色）、オーカー（黄褐色、赤褐色）など、土に由来する色名もあります
• 木材の色：木材も茶色っぽいので、オーク（褐色）、マホガニー（赤褐色、濃い茶色）、ウォルナット（ダークブラウン、黒褐色）、チーク（黄褐色、深い茶色）など、木材に由来する色名もあります
• 秋の風景：木々が茶色やオレンジ色に色づく秋の風景は、茶色のイメージが強く、美しい景色を作り出します
• コーヒーやチョコレートの色：コーヒーは濃い茶色、チョコレートは茶色。ブラウンはほろ苦い風味を連想させます
• お茶の色：麦茶、ほうじ茶、ウーロン茶など、種類によっては茶色っぽい色合いをしています

これらはブラウンの一般的なイメージの一部ですが、ブラウンは自然の要素や日常生活で広く見られる色です。
 

「ブラウン」を取り入れたコーディネート【2023年秋冬トレンド】

セーター、パンツ、スカート、ジャケット、コートなど、さまざまなアイテムにブラウンが取り入れられています。ブラウンはオレンジ系を中心に、赤み寄りから黄み寄りに色相のバリエーションがあり、明暗、清濁のバリエーションも豊富です。派手な色ではないので、デザイン性に富んだアイテムも魅力的に映ります。
 

ブラウンの濃淡に差し色“白”をプラス 

この写真は、ダークブラウンのケープ風ニットとブラウン系チェック柄のパンツのコーディネート。ニットのインに白シャツを合わせ、メリハリの効いた印象に仕上げています。同系色でまとめたものの、ぼんやりした印象になってしまうときは、白を差し色にすると色の違いが引き立ち、新しい調和が生まれます。
 

ブラウンのファーベストでカジュアルに 

この写真は、ウォームグレーのワンピースに、ブラウンのファーベストを羽織ったコーディネート。柔らかい色の組み合わせなので、黒レザーのバッグとブーツで引き締めています。エコファーのベストは手頃な価格のものが多く、秋のカジュアルコーデに重宝するアイテムの一つです。
 

着回し上手なブラウンのダブルボタンジャケット

この写真は、ダブルボタンジャケットとデニムパンツをブラウンの濃淡でそろえ、ボーダー柄Tシャツを差し色にしたコーディネート。ウールのような素材感のジャケットは、マニッシュにもカジュアルにも着回せる万能なアイテム。黒レザーのバッグとブーツで引き締めています。
 

似合う「ブラウン」を着ると、垢抜けて見える

ブラウンは黒に替わる冬の定番色として人気がありますが、顔映りがよくなる色ではありません。顔周りにブラウンを持ってくる場合は、自分に似合うブラウンを吟味しましょう。パーソナルカラーのタイプ別に、似合うブラウンをご紹介します。

• イエベ春タイプ：ライトキャメル、ゴールデンブラウン、ミルクティブラウンなど、ブラウンの中でも明るく澄んだ色
• ブルベ夏タイプ：ピンクみを帯びたココア、ローズブラウンなど、赤み寄りのソフトなブラウン
• イエベ秋タイプ：ダークブラウン、コーヒーブラウン、マロン、栗色、テラコッタ、レンガ色など、ブラウンの中でも渋みのある深い色
• ブルベ冬タイプ：ビターチョコレートのような黒に近いブラウン

このように、ブルベの人は似合うブラウンは少ないですが、色み・濃さ・柔らかさなどを吟味すれば、似合うブラウンはあります。ぜひ参考にしてみてくださいね！


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