Q. 大人になっても寝相が悪すぎるのは、病気でしょうか?
大人で寝相が悪いのは病気?
子どもは寝相が悪いものですが、大人になっても同室の人を困らせたりベッドから落ちたりするほど寝相が悪いということは、通常はあまりありません。大人になっても寝相が悪い場合、病院を受診するべきなのか、わかりやすく解説します。
Q. 「大人で寝相が悪い場合、何か病気の可能性はありますか? 妻の寝相がとても悪く困っています。寝ぼけているのか、大きな声で寝言を言ったり、急にベッドの上に座ったりすることもあり、心配です。寝相が悪いくらいで病院に行くのも気が引けますが、受診をさせた方がよいのでしょうか?」
A. 大人の場合は病気が原因の可能性もあります。専門医を受診しましょう
大人になっても寝相が悪い場合は、「睡眠時無呼吸症候群」や「レム睡眠行動障害」などの病気が原因のことがあります。睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。息苦しさから寝相が悪くなる傾向があります。十分な睡眠時間が取れているのに眠気が強い人や、起床時にノドの乾きや頭痛がある人は要注意です。睡眠時無呼吸症候群は仰向けで眠ると症状がひどくなりやすいので、なるべく横向きで眠るようにしましょう。市販の口閉じテープやマウスピースを使うことで、無呼吸が軽くなる人もいます。
レム睡眠行動障害は、夢の中と同じように体が動いてしまう病気です。何かに襲われたり逃げたりするような夢を見ると、現実の世界で横に寝ている人を殴ったり、立ち上がって歩いて家具にぶつかったりしてしまうことがります。もし大きな声で寝言を言うようになったり、睡眠中に体を大きく動かしたりしている場合は、早めに睡眠障害の専門医を受診しましょう。