沖縄バヤリースオレンジ
沖縄バヤリースオレンジはあまりにもメジャーすぎて、ご当地ドリンクだということを知らない地元民もいるほど。本土のバヤリースとパッケージも似ているため、中味は同じだと思われがちですが、実は味が少し違います。沖縄でバヤリースが販売され始めたのは1951年。当時沖縄はアメリカ統治下にあったため、オレンジの輸入制限がかかっていた日本本土とは異なり、アメリカのオレンジ濃縮ベースをそのまま使用することができました。そのため、味わいが日本本土のものと比べて濃厚だったのだとか。沖縄ではこの味わいが70年以上もずっと愛され続け、今も守られているそうです。
森永ヨーゴ
森永ヨーゴも沖縄ではメジャー中のメジャードリンク。沖縄の人からは親しみを込めて「ヨーゴ」と呼ばれていて、冷蔵庫に常備しているという家庭も珍しくありません。森永ヨーゴは沖縄森永乳業株式会社の前身、ゲンキ乳業が「ゲンキヨーグルト」として販売を開始してから60年以上もの間、沖縄県民に愛飲されています。
味はいわゆる乳酸菌飲料のようなものですが、甘酸っぱいけどあっさりというところは、ちょっと独特。桃のテイストを加えたピーチ味も販売されています。こちらもコンビニやスーパーなどで比較的簡単に手に入ります。
マルマサ ミキ、黒糖玄米
缶に「飲む極上ライス」とうたわれているマルマサのミキも、沖縄の人にとってはなじみ深いドリンク。近年は、その姿をあまり見かけなくなりましたが、筆者は、「わしたショップ国際通り店」にて142円で購入しました。原材料に、うるち米、大麦、もち米、砂糖、乳酸と記されているので、発酵ドリンクであることが分かります。味は例えるなら、トロっとしたおもゆ。米感はありますが、甘くはなく意外とあっさりしています。「冷やして飲む方がおいしいよ」と教えてもらったのですが、確かに。冷やして飲むと、なぜかグビグビいけてしまう不思議なドリンク。暑い中で体を動かした後に飲むと良いかもしれません。
ちなみに同じ値段の黒糖玄米は、黒糖の濃い甘さがあり、例えるなら黒糖味の甘酒。個人的には、初めての人はこちらの方が飲みやすいと思います。
琉球薬膳 黒ごめ黒ごまげんまい、黒糖げんまい
ミキと少し似ていますが、こちらは飲む玄米。玄米やもち粉、でんぷん粉やショウガなどが原材料となっており、ミキよりもどろっとしていて飲みごたえがあります。また、ショウガが効いているので、甘さの中に良いアクセントがありクセになります。どちらもそれぞれのおいしさがありますが、筆者的には黒糖げんまいの方が甘さが強くて好きです。例えるなら、沖縄版甘酒でしょうか。ミキがごはん代わりになりそうであれば、こちらはおやつのカテゴリーに属するドリンクだと思います。
沖縄のスーパーで販売しているところもありますが、筆者は「わしたショップ国際通り店」にて、黒糖げんまいを178円で、黒ごめ黒ごまげんまいを192円で購入しました。
琉球コーラ、琉球 クリームソーダ
琉球コーラは沖縄ボトラーズ株式会社が製造販売している、ご当地ドリンク。その名の通り、沖縄産のコーラなのです。味は、コカ・コーラよりもペプシに近いのではないかと、個人的には思っていますが、炭酸は弱めで、甘さは強めです。そしてもう1本、「琉球 クリームソーダ」なるものを見つけたので、飲んでみることに。こちらは、クリームソーダというよりは、クリームと炭酸入りのコーヒーという感じで、ちょっとクセになるおいしさでした。
琉球コーラは沖縄県内のコンビニや自動販売機で購入できますが、今回は「わしたショップ国際通り店」にて、どちらも162円で購入しました。
パワーギア 沖縄
「チバリヨ―!!」(沖縄の言葉で頑張れー!!の意味)の吹き出しがかわいいパワーギア 沖縄は、ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社が、沖縄限定で販売している炭酸飲料です。ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ナイアシンなどが配合された、正統派のエナジードリンク。微炭酸で飲みやすく、沖縄では子どもからお年寄りまで、幅広い支持を集めています。500mlで135円というのもコスパが良いですよね。「疲れたら飲んでるよ~」という地元民も少なくありません。こちらは、沖縄ポッカの自動販売機やECサイトで購入できます。
ルートビア、ドクターペッパー
沖縄以外でも販売していますが、A&W ルートビアと、ドクターペッパーも、沖縄ならではの人気ドリンクということで、ここでご紹介! どちらも本土ではあまり見かけないと思いますが、沖縄では炭酸飲料の選択肢の一つとして入ってくる、メジャーなドリンクです。どちらもよく言われるのが「シップみたいな味」。ハーブなどが配合されているからか、“シップみたい”というのは言い得て妙。しかしながら決してまずいわけではなく、暑い日にはついつい手が伸びるから不思議。弱った体がなんだか求めてしまうドリンクなのです。
ちなみに、ドクターペッパーはアメリカで最も古いといわれる炭酸飲料なのだとか。沖縄に根付いたアメリカ文化の香りを感じながら、味わってみてください。
津堅にんじんサイダー、イエソーダ WHITE SODA
最後は番外編。沖縄本島周辺離島のご当地ドリンクをご紹介します。津堅にんじんサイダーは、島にんじんの産地として知られる津堅島のご当地ドリンク。甘さが強くておいしい津堅島のにんじんは沖縄でも人気が高く、広く出回るものではありません。そのためこのドリンクも、なかなかお目にかかれないレアなもの。その味わいは、島にんじんと同じく、優しい甘さで癒されます。イエソーダは伊江島のご当地ドリンク。伊江島の景勝地「湧出(ワジー)」の湧き水を使用しています。その味わいは4種類ありますが、おすすめは写真のWHITE SODA。伊江島が誇る美しいテッポウユリの白が印象的で、さわやかな甘さが口の中に広がります。
今回は、沖縄のご当地ドリンク16本を飲み比べしてみました。沖縄でしか味わえない、個性的な16本はどれもお土産にもおすすめです。ぜひ、滞在中にもどんどん味わってみてくださいね。