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【Bardに聞いてみた】Googleの改行検索は何のため? 気になる回答は…

 Googleの検索欄への入力で「改行」が可能となりました。しかし、これが何のためのものなのかは公表されておらず、ユーザーによってさまざまな推測がなされています。改行検索の概要とその理由について解説します。

福田 正人

執筆者:福田 正人

インターネットサービスガイド

Googleの改行検索の概要とその理由について、「Bard」の回答と一緒に解説します。

<目次>

Googleの改行検索とは?

Googleの検索欄に文字を打ち込み、Shiftを押しながらEnterキーを押すと、改行ができるようになりました。改行された元文章をそのままコピー&ペーストすることも可能です。

2023年7月現在、改行検索はPCのみ対応しており、スマホ版では今のところ対応していません。

Googleで改行検索が可能に

Googleで改行検索が可能に

また、自ら改行しなくても半角で45文字ほど入力すると自動的に改行されます。
 
半角45文字ほどで自動的に改行

半角45文字ほどで自動的に改行

しかし、改行なしと改行ありで、検索結果に違いがあるわけではないようです。

いったい何のために実装された機能なのか。

Googleから具体的な背景が公表されていないので、ユーザーも憶測することしかできない状態です。
 

Google改行検索の導入理由は生成AI「Bard」のため?

ユーザーの憶測によると、Googleの改行検索の導入理由には「視認性の向上」や「箇条書きの検索」「コードの検索」などがあると考えられていますが、中でもそれらしいと思われるのが、生成AI「Bard」を組み込むことを前提にした変更ではないかというものです。
 
生成AI「Bard」とは、Google AIが開発した会話型AIです。

テキストとコードの膨大なデータセットでトレーニングされており、質問への回答、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成が可能です。
「ChatGPT」と「Bard」

「ChatGPT」と「Bard」

生成AIとしては「ChatGPT」が先行するものの、「Bard」は「ChatGPT」とは異なり、リアルタイムな情報にアクセスすることができるため、ネット検索と生成AIの融合という観点から非常に期待されています。

Bardについては以下の別記事をご参照ください。

Googleの対話型AIサービス「Bard」とは? 社会はどう変わるのか
対話型AIに同じ質問をしたら回答はどう違う? 「ChatGPT」「Bard」「Bing AI」を比較
 

Google改行検索の理由について「Bard」に聞いてみた

改行検索は「Bard」のためのものなのかどうか。

ずばり「Bard」に聞いてみました!
「Bard」に聞いてみた結果......

「Bard」に聞いてみた結果......

明言はしないものの、回答結果からGoogleが今後検索機能とAI機能を統合していくであろうことは容易に予測できます。

従来のGoogle検索では、複数の単語をスペースで区切って入力していますが「Bard」などのチャットAIでは、単語の羅列ではなく文章入力が主となります。その際、改行をすることができないと、視認性や操作性の観点から好ましくありません。

例えば、従来は「海外旅行 マリンスポーツ おすすめ」といった形で検索をしていたものが、AI機能によって「今年のゴールデンウイークに海外旅行に行きたい。3泊4日でマリンスポーツができるおすすめの国を教えて」といったように、より長い文章で質問することが可能になります。

その際、改行機能があれば、長い文章でも見やすくなりますよね。

近い将来、検索機能とAI機能が統合するかもしれません。今後のGoogleの動きに、引き続き注目していきたいものです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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