その結果、カビが生えていたり、ダニだらけだったりする布団で3分の1もの時間を過ごすことになっていることも……。
今回は気持ちいい環境で寝るための、布団のカビ・ダニ対策をご紹介します。
布団にカビが生えたら、どうすればいい?
布団をめくると見える黒い斑点、それはカビです。健康を害する元にもなるカビはどんどん増え、下に敷いたマットレスに移ってしまうこともあります。 布団に生えたカビを洗剤やアルコールを含ませた布で拭いても、表面のカビが取れるだけで奥までは届きません。カビが生えてしまった布団は、クリーニングに出すのがおすすめです。最近では布団も洗える大型のコインランドリーもあるので、そこで酸素系漂白剤と洗剤で洗うこともできます。
布団にカビを発生させないためにやっておくべきこと
▼ベッドの場合ベッドは壁から少し離して置くことでベッド周りに風が通るようになり、湿気がこもりづらくなります。 また、起きたら布団をベッドに掛けるなどして、できるかぎり布団が乾燥する環境を作ることが大切です。
▼布団の場合
布団の場合、起きたらすぐに押入れに収納しがちですが、布団を乾燥させる習慣を作ることが大切です。乾燥させるためのすのこを用意し、数日に一度でも乾燥時間を設けたり、扇風機の風をあてるなどして湿気を飛ばすといいでしょう。 また布団でもベッドでも、市販の布団用除湿シートを活用するのもおすすめです。
布団にダニを発生させないためにやっておくべきこと
布団のダニを防ぐのに効果的なのは、掃除機をかけることです。掛け布団、敷き布団、マットレス等の寝具類はすべて、定期的に掃除機をかけましょう。布団についたダニを取り除くことができます。 またダニは熱にも弱いため、布団乾燥機も有効です。布団乾燥機がない場合は、天日干しするといいでしょう。黒い布団干し用のカバーを使うと、そのまま干すよりも熱を吸収しやすく高温になります。 やってはいけないのは、干し終わった布団を布団たたきで叩くことです。布団の表面にいるダニが奥に入ってしまったり、布団の繊維がちぎれてハウスダストのもとになったりするからです。布団を干したあとは掃除機をかけることをおすすめします。またダニ対策のシートを布団の下に敷くのも効果的です。ダニ対策シートはダニを寄せつけないタイプのシートと、ダニを集めるタイプのシートがありますが、これは好みでいいでしょう。
ダニ・カビ対策をしっかりとして、いつでも清潔な状態の布団にしておきましょう。