シンプルライフ

片づけのプロがアドバイス! 4人家族のごちゃつき「冷蔵庫」をすっきりさせる3つのポイント

毎月150名が参加する『LINE片づけ』、今回は「冷蔵庫」のケースです。3つのポイントをおさえて、リバウンドしない「冷蔵庫の片づけ」にトライしましょう!

香村 薫

執筆者:香村 薫

シンプルライフガイド

毎月150名が参加し、日々、参加者それぞれの事情に合わせて毎日1500件のLINEをお送りして、片づけをサポートする『LINE片づけ』。今回は「冷蔵庫」に関するお悩みと、それに対するアドバイスをご紹介いたします。

【LINE片づけ】冷蔵庫の片づけのコツ

冷蔵庫が整っていないと、中に入っている食材を忘れがち

 

4人家族の「冷蔵庫の片づけ」のお悩み

■相談者
Aさん(仮名)
職業:専業主婦
お住まい:東京都
家族構成:夫32歳、妻(Aさん)34歳、長女2歳、次女0歳8カ月 

■『LINE片づけ』への参加理由
家族が増えるごとにものが増え、キャパオーバー気味になり、今、手を打っておかないと将来「えらいことになる」と思いました。でも、誰かに伴走してもらわないと一人じゃ無理だとも感じていました。子どもたちには、ものに振り回されない人生を送ってほしいと思っています。

■相談内容:冷蔵庫の片づけ
<お悩みポイント>
・奥のものが取り出しづらい
・食材の存在を忘れてしまう
・一目で、どこに何があるかがわかるといい
・夫がごそごそと「探す」ことでさらに乱れる

片づかない理由を分析

冷蔵庫の片づけ

冷蔵庫の片づけが成功するかどうかは「買い物の頻度」にあり

お話をうかがっていると、食品を買うタイミングがマチマチなことがわかり、それがAさん宅の冷蔵庫が片づかない一番の原因だと思いました。理由は2つです。

理由1. 在庫管理ができなくなるから
冷蔵庫が荒れる一番の原因は、まだ冷蔵庫の中にものが残っているのに買い物に行ってしまうことです。そうなると「何から食べるべきか?」がわからなくなったり、奥に押しやられた食材の存在を忘れてしまいがちになります。

理由2. 最大量、最少量を見積もれていないから
冷蔵庫内の収納量をイメージできていないため、「どこに、何をしまうか」を考えずにとりあえず買って、とりあえず詰め込むことになります。その結果、その食材の存在を忘れて2度買いすることがあります。

それを踏まえて、以下の3つのポイントをアドバイスしました。

ポイント1:冷蔵庫を「空っぽ」にする日を決める

冷蔵庫を片づけるポイントは、「空っぽにする日」をしっかり決めることです。たとえば、「買い物は毎週土曜日に行く」と決めたら、金曜日の夜の段階には空っぽ(※金曜夜~土曜昼くらいまでの2~3食程度の食材は残っている状態)になるよう、あらかじめ量を考えて買うことです。それができるようになると、全体を見渡せる、在庫を忘れない、が可能になります。
 

ポイント2:買い物の傾向をつかむ

普段よく買うものをすべて書き出し、ジャンルごとにまとめてもらいました。結果、Aさんの買い物スケジュールは以下に決まりました。

冷蔵室のもの……毎週日曜日
野菜室のもの……毎週日曜日
冷凍室のもの……毎月最終日曜日
 

ポイント3:冷蔵庫の配置図を描いてみる

買うものが明確になると、庫内の配置イメージが明確になります。そこで次は、冷蔵庫の配置図を描いてもらいました。

なぜ配置図を描く必要があるかというと、収納場所を決めていない人が多いからです。「今日食べたい食材はここ」「朝食で使う食材はここ」と最初から決めておくことで、家族の誰が見てもわかりやすい冷蔵庫にするためです。

左は配置図、右は配置図に従って片づけたアフター画像です。 

【LINE片づけ】冷蔵庫の片づけ

配置図(上段の中央部分)と片づけ後のアフター画像を見比べてみました

ここまでしっかり配置図を描けていれば、手を動かす時間も短かっただろうな、と思います。配置図を描いてみると冷蔵庫を客観視でき、自分だけのオリジナル冷蔵庫を作ることができます。

相談者Aさんの感想

――手を動かして片づける前に、描いた配置図をご主人にLINEでシェアするといいですよ(香村)

Aさん:なるほど! それを忘れて手を先に動かしてしまいました。さきほど図面見せて説明したあとで、完成した冷蔵庫の中を見せたらめちゃすごいじゃん! きれいじゃん! 今まで無駄なもの入っていたということ? と驚いていました。

――これからは冷蔵庫を空っぽにする日を常に意識していきましょう!(香村)
 
Aさん:明日、生協が届くので物量が増えますし、冷凍庫はこれからなのでまだなんとも言えませんが、とりあえずこの冷蔵庫のスッキリ感が人生初で! 言葉にならない感動でいっぱいです。このままもし上手く進んで行って、他の場所もこんなにスッキリするのかなって考えていたら、なぜか泣けてきました(笑)。今日はとってもぐっすり眠れそうです。ありがとうございました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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