子供の頃から海外体験をさせたいという方が増えてきました。 |
オーストラリアのメルボルンで創立され、現在は世界18カ国で400店舗以上を運営している旅行会社STA TRAVELでは早くから教育旅行に特化し、小中学生の研修にも力を入れています。
STA TRAVELがオーストラリアで親子留学のプログラムをスタートさせた6年前は、学生時代に留学できなかったお母様がその夢を叶えるために子供を一緒に連れていくパターンも多かったそうですが、今は全く状況が変わり、留学の主人公はあくまで子供達だそうです。
参加者が海外研修に期待するもの
実際に参加される方が何を期待しているかと言えば、「生きた英語に触れて、将来何かしらの形で活かしてもらいたい」「何かのきっかけを掴んでもらいたい」など意外と漠然としたケースが多いようです。確かに短期の海外研修では残念ながら「英語力を大幅アップ」とまではいかない訳ですから、何となく漠然としてしまうのも当然かもしれませんね。海外研修を通して子供達に感じてもらいたいこと、得てもらいたいことは、現地の方との交流を通じて、彼らの本当の生活を垣間見ること、そして、彼らとの生活を通して英語に触れるということです。現地の方と共有する時間が長くなればなるほど、こうした体験が多くできますから、特に感受性が強く柔軟性の高い子供達にとって同年代の現地生徒と交流することは大変素晴らしい経験になります。
到着直後は自分の思っていることを表現できる英語力もない子供達が、実際に交流授業の段階になるととてもスムーズに溶け込んでいくのはさすがです。STA TRAVELがプログラムを開催しているオーストラリアでは、現地の子供達が積極的に話しかけてきてくれますので、分からないなりにも一緒に学ぼう、遊ぼうという雰囲気が自然とできてくる環境は大きいかもしれませんし、日本から参加している子供達も現地の子供達と一緒にいたい、遊びたいという好奇心がそうさせているのかもしれません。
次のページは参加者が帰国後に感じることについてです。