海外の公館で仕事をする2年間は様々な経験が積める |
外務省:在外公館は日本社会の縮図と言えます。大きな在外公館は100人ものスタッフが働いていますが、3~4名という小さな所帯もあります。そのため、その狭い社会の中で人間関係がうまくいかないと精神的には厳しい環境になると思います。やはり、周りとうまくやっていきながら仕事ができる明るく前向きな姿勢が大切です。
ガイド:この派遣員制度にはどのような方に応募してもらいたいですか?
外務省:フットワークがよく、性格が明るくて、素直に動いてくれる方がいいですね。でも、これはどんな企業でも同じかもしれませんね(笑)
ガイド:留学経験者は派遣員として活躍できると思いますか?
外務省:合格をしている方の多くは海外経験があることからも、留学経験者は派遣員として活躍できる可能性が高いと思います。留学に限りませんが、海外を経験している方は、様々なことに柔軟に対応できる能力が高いと言えます。海外はあらゆる点で日本と異なりますし、派遣員制度は旅行やワーキングホリデーと異なり、そんな違った環境の中できちんと仕事をしなければなりませんので。また、留学経験者は言葉が話せるという点でも有利だと思います。
その意味でも、ぜひ多くの留学経験者に派遣員に応募してもらいたいですね。
ガイド:そうですね!もっと多くの留学経験者にこの派遣員制度を知ってもらいたいと思っています。今日はどうもありがとうございました。
恥ずかしながら、私はこの派遣員制度について知らなかったのですが、海外の学校で勉強をする留学と違い、海外という環境の中で給与をもらいながら働き、様々な経験が積める派遣員制度は次のキャリアにつながるとても有益な制度ではないかと思いました。
次回の記事では、実際に派遣員として活躍後、現在は外務省で働いている方の取材報告をします。
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